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周囲の人に流されながらもやっとの事で辿り着いた会場はもう既に華やかに着飾った人達で溢れていた。
大先生と手を繋いだまま呆然と立っていると、女性の甘ったるい、明らかに外向き用だろと思われる猫撫で声が耳に入ってきた。


「鬱くん、一緒に見て回らない?」

「私が案内するわ」


その口ぶりから察するにこの国の女性だろう、そして隣の女たらし浮気野郎を狙っているのだろう。趣味の悪い女だ()
行くなら早く行ってしまえ、と意地の悪い思いから繋いでいた手を緩めると、逃がさないと言うように強く握り返された。


ut「今日は仕事できてるから、ごめんな」

「そっか〜じゃあまた今度ね」


流石は大先生、女の扱いに慣れてやがる。さらっと女の群れを回避して並んでいる料理を楽しんでいた所で、「A…?」と声をかけられた。


振り向くとそこには何処かで見た事のある顔が。


ut「これはこれは、王子ではありませんか。この度はお招き頂き光栄です」


え、王子…?こんな若いのが!?下手すると私と年齢変わらなさそうだけど…。
とりあえず下手な態度は取れない、気をつけなければ。
不安そうな私を察してくれたのか、任せときとアイコンタクトを交わし私の一歩前へ出て会話を進めてくれた。やるやん。

長々と社交辞令の言葉を連ねた会話が終わったと思いきや、王子とやらが近づいて来るではないか。私、ピンチ。


「A、俺のこと覚えてない?」


ずい、と近づく王子の顔は端正に整っていてこの顔に色んな女性が惹かれたんだろうなんて考えてしまう。


『どこかでお会いしましたっけ…』

「小さい頃に公園でよく一緒に遊んでた…覚えてないかなあ」


古い記憶を辿ってみるも、特に心当たりはないような…でも小さい頃に遊んだ記憶はある。彼と一緒だったかは定かではないが。

この状況はあまり宜しくない。さっさと言いたいことは言わせてこの場を去ろうと思った矢先、有り得ない言葉が飛んできた。


「A、俺と結婚してくれないか」

ut「…は?」

『えっ』





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U3(プロフ) - キヅキさん» キヅキさん教えていただきありがとうございますm(_ _)m完全にミスしてました、コメントありがとうございます! (2018年12月1日 19時) (レス) id: 20511f436a (このIDを非表示/違反報告)
キヅキ(プロフ) - ▽2と▽3の内容がほぼ同じです(▽2はラスト途切れている、▽3は途切れてない)です。報告不要でしたらすみません。 (2018年12月1日 9時) (レス) id: af7db382e9 (このIDを非表示/違反報告)
U3(プロフ) - おにぎりさん» おにぎりさんいつもコメントありがとうございます(;;)とても励みになってます!これからもご期待に添えるように頑張るのでよろしくお願いします(*´ `*) (2018年9月12日 0時) (レス) id: 20511f436a (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - こんにちは(`∀´)! いつの間にか、また私の好みドストライクなお話ができててびっくりしました(・ω<)♪これからも頑張ってください!\(°∀°) / (2018年8月30日 23時) (レス) id: 6f2f15160d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:U酸 | 作成日時:2018年8月15日 0時

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