18杯目 ページ19
LINEで
『伊野尾くん市販の薬合わない時あるから
俺が預かってる薬持ってくね』
と高木さんから聞いたから
薬は飲ませてあげれないけど
汗で寝苦しそうなのが少し楽になったらしく
さっきよりも落ち着いて眠れてるみたい
俺の手をしっかりと握り
パグのぬいぐるみは抱きしめながら眠る伊野ちゃんは
天使みたいに可愛い
しばらく伊野ちゃんの寝顔を眺めていると
家のインターフォンが鳴った
けど、伊野ちゃんと繋がれた手は抜け出せそうもなくて
しばらくするとガチャリと扉が開き
誰かが入ってきた感じがした
多分高木さんだろうけど違ったらやばいよね、
高「有岡くん?」
有「高木さん、ここです」
起こさないように声を出すと
こんこんとノックされ高木さんが入ってきた
高「まじでどうしようかと思った
有岡くん出てくれないんだもん」
有「すみません...」
けど、高木さんは怒った様子はなく
心の広い方なんだなと思った
高「伊野尾くんの熱計った?」
有「はい、39.5でした」
結構高いな、なんて言いながら買ってきたものを出し始めた
高「有岡くんご飯食べてないよね?
適当に買ってきたから食べていいよ」
有「ありがとうございます
後でいただきます」
伊「ん...だいちゃ..とたかぎ?」
少し握るのが強まり
伊野ちゃんの方を見れば
眠たそうに目を擦り起き上がる伊野ちゃん
高「せーかい、お見舞いにきたよ
うどん買ってきたから食べられるだけ食べてね」
伊「俺白米がいい」
有「それは熱が下がってからじゃない?」
なんて言えばちぇっといった様子で
うどんを食べ始めた伊野ちゃん
さっきよりも顔色良くなってるし
食欲もあるっぽい、良かったな
高「食べ終わったらいつもの薬、飲んでね」
なんで高木さんが言えば
さっきより顔をひきつらせている
その姿がなんとも可愛くて
伊「あ!大ちゃん笑うなぁ!!」
有「っごめっ!」
高「伊野尾くん。熱上がっちゃうから叫ばないよ?」
元気そうでよかったけど
って呟いてる高木さんに
注意されてむすってしてる伊野ちゃん
なんか、色々と可愛かったな、
119人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう | 作成日時:2019年11月4日 21時