ホットミルク。（ar ×in） (ページ15)

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14杯目ページ15

外に出ると返出てきた頃より冷たい風に体を縮めた

伊野ちゃんの家の前には

昨日と同じであろう男の人

伊「あっ！たかぎ！」

高「伊野尾くん、おかえり

最近光くんが

伊野尾頑張りすぎてるからいつ体調崩すか気が気じゃねぇ

って心配してるからって昨日も言ったじゃん？」

伊「あは、ごめんってば～

でも俺ピンピンだしさ？」

髙「そう言うけどまた入院になったら大変だよ？」

ここまで言ったところで俺の存在に気がついたらしい

高「伊野尾くん、この子って...」

伊「大ちゃん。俺のたぁいせつな子」

そういい俺を後ろからギュッてしてきた

有「有岡大貴です、」

伊「ね？可愛いでしょ？

まぁ、いろいろ話したいし俺の家入ろっか！

暖かい飲み物出すよ～」

とまぁ、伊野ちゃんちの中へ

和室とかあるのかな、と思ったけど

洋室で俺のうちと似た感じのつくり

けどテレビの前にこたつが置かれていて

猫が2匹いた

伊「ちょっとまっててねー」

そういいキッチンへと姿を消して言ってしまった

この人と、2人きり、

高「有岡くんだっけ？」

有「は、はい」

高「そんな固くならなくていいよ笑

俺は高木雄也です。

伊野尾くんとは小学校からの付き合いでさ」

有「けど、病院生活で行けてなかったんじゃ、」

高「んー、俺が言っていいのかな、

伊野尾くんね？出身校有岡くんと同じじゃないんだ

病院付近の小学校、中学校で2週間に1回位

保健室に来てたの。」

有「そ、なんだ、」

高「高校、大学も同じでさ、あ、学部は違うけどね？

時々体調崩すからよく見に来るんだよね

最近バイト始めた！ってイキイキしてて

有岡くんのことよく話してくれるんだよ」

微笑みながら話す高木さんは

伊野ちゃんのこと好きって言うか、

大切に思ってる感じがした

伊野ちゃん、そんなに俺のこと話してるんだ

高「有岡くんさ、伊野ちゃんのこと好きなんだよね？

恋愛感情で」

有「え？」

高「そんな感じがする、

顔に書いてあるって言うか」

有「なんですか、それ笑

でも、好きです、大好きになっちゃいました」

高「そっか、でも、伊野尾くんは渡さないよ？」

有「え？」

高「なーんて、

でも伊野尾くん大切にしないと

俺が奪いに行っちゃうよ？

でも、俺じゃ伊野尾くんを幸せに出来ないと思うから」

少し切なそうに呟いた高木さんの意味が

俺にはわからなかった