NOVEL ~ Another story ~ # 2 (ページ6)

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その５３ページ6

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それからしばらく経った。

お互いに取れた休みの日を使ってプチ引っ越し。

全部は持ってこないけど、

Aの荷物を俺の家へ持ってくる。

美奈ちゃんにも手伝ってもらったみたいだった。

ようやく全てが終わったのが夜の 10:00 過ぎ。

お昼はしっかりは食べていなかったけど、

軽くつまんだくらいだったから、

一緒に近くのコンビニに買いに行くことにした。

俺はふと目に止まった弁当と水を手に取って、

かごを取ってAのところへ行った。

Aは両手に持ったサラダパスタとナポリタンを

見比べて悩んでいた。

A「ねえどっちがいいと思うー？？

んー悩むから両方買っちゃおうかなー？？」

Aが俺に話しかけてきたから俺が耳元で

「両方食べたら太っちゃうよー？？( 笑 )」

ってちょっとからかったら、

A「じゃあ今日は

サラダパスタで我慢してやるっ！( 笑 )」

って俺にあっかんべーをしてナポリタンを戻し

俺の持ってたかごにサラダパスタと近くにあった

プリンをふたつかごに入れた。

会計を済ませて家に帰ってご飯。

こう見るとだいぶ部屋に荷物が来たって思う。

Aが家にいるだけでいつもの部屋じゃない

みたいでなんか嬉しい。

俺が弁当を食べてたらAが玉子焼きだけ

キレイにかっさらっていった。

俺あの甘い玉子焼き結構好きなのにっ！( 笑 )

満足そうに玉子焼きをほおばるAの近くの机から

Aがかごにふたつ入れてたプリンのうちの

ひとつを仕返しのように貰った。

なめらかプリンと焼きプリンが置いてあったから

焼きプリンを取ったらAがそっちはダメって

言うからなめらかプリンで我慢してやった。

こんな日常が素晴らしく輝いている気がした。

毎日これは...

俺とろけちゃうわ( 笑 )

今日は一緒に寝よう。

俺のベッドでふたりで寝よう。

いや。

今日も一緒に寝よう。

の間違いだったな。