NOVEL ~ Another story ~ # 2 (ページ5)

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その５２ページ5

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～ A side ～

お風呂の中でひとり考えた。

私が太輔と一緒に住むってことは、

美奈、

太輔、

他のメンバーの方々、

事務所の方、

何よりファンの方々に

迷惑がかかるんじゃないかって

それだけが凄く気がかりで。

もちろん自分が上手くやれるかってところも、

不安だけどそれはそんなに気にしていない。

大丈夫。

不安なんて太輔が消してくれる。

きっと不安の何倍も楽しい日々が待ってる。

そう思ってお風呂を出て佐藤さんに連絡した。

A｢もしもし。

Aです。｣

佐藤｢おお！

どうしたのこんな夜に。｣

A｢実は…｣

太輔と一緒に住むことになったことを話した。

佐藤｢んー...

まあ今のAちゃんなら

大丈夫だと思うよ！

ただ、ちゃんと連絡は取れるようにしておく事。

それからあんまり無理にストレスが

かかるようなことをしないこと。

それが守れるなら私は全然大丈夫だと思うよ！

Aちゃんの人生だし、楽しんでよっ！｣

A｢分かりました。

有難うございます。

住所とか太輔の家の電話番号とかは、

落ち着いたら改めて伝えますね。｣

｢うん。

分かった。

じゃあおやすみ！｣

佐藤さんとの電話を切った後は太輔に連絡。

もう少し遅れることを連絡した。

寝よう。

明日からも仕事頑張らなきゃ！

少しだけ明日が楽しみになった6月のある日だった。