《誕生日記念》従兄妹が誕生日とか聞いてない【mfmf】

う ページ10

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かなりドキドキしながらおそるおそる鍵を開けてドアを引く。




『た、ただいまぁ〜』







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最初にお出迎えしてくれたのはぽてと。


足の周りをくるくる回っている。
ほんとかわいいね〜？







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『まふくーん？』








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リビングに入って呼び掛けるけど、反応なし。

なんだ、作業中か。緊張して損したじゃん。



じゃあ、まふくんにただいまを言うのは後回しにしてやることやっちゃおう。うん、そうしよ、そうしよ。


手紙がもう読まれていると考えると、なんか…………どうにかなりそう。








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「A」

『うわっ！！？』








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そんな時、優しい声が聞こえてきた。

ただ、登場の仕方が幽霊でしかなくて心臓が止まるかと思った。いや、２秒くらいは止まった。絶対止まった。








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『驚かさないで！！！』

「えぇ、そんなに？ ごめん、ごめん笑」

『も〜、……ただいま』

「おかえり、手紙ありがとうね。ご飯もおいしかったよ」

『うわ、恥ずかしいから感想なんて聞かないもんねーー！！！！』

「えー？ えっとねー、まずは３行目の…………」






『ああああーーーーーッ！！！！！！』








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耳をふさいでしゃがみこむ。



まふくんの意地悪！！！ あーやだ、顔が熱い！！！ 恥ずかしい！！！







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「あはははっ！！笑 ごめん、ごめんね？笑」







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上からムカつくほどの笑い声が聞こえてくる。

チラッとまふくんの方を見るとすごく嬉しそう。私をからかって楽しそうってのもあるけど。




…………まあ、大成功かな、







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『……………お誕生日おめでとう』

「ありがとう」

『………んーー。来年は当日お祝いしたい！！！』

「ふふっ、楽しみにしてるね」

『うん！！』








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Happy Birthday



my cousin.






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