従兄妹がまふまふとか聞いてない【mfmf】

聞いてない２９ ページ30

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「……えっ、！」

『あ、カッター……』





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不意に声がしてカッターが奪い取られる。大きな手の中で素早く刃が仕舞われた。この場にいた誰もが唖然とその人を見つめる中で、ニコッと微笑むこの人。

うわ、完璧なる作り笑い。





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「な、な、なんでっ、ここに……っ！！」

志麻「…………ほな、警察行こか」





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『……志麻さん』

夏那「え、うそぉ……」

藍「Aの話本当だった……」

『え、信じてなかったの？』

藍「匂わせの可能性もあるかなって」

『なんで親友に対して匂わせしてんの私』

紀仍「あの、どうしてここに………？」

志麻「迷うかな思うてちょうど時間あったし学校の最寄り駅まで迎えに来たんよ。来てよかったわ」





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そう言って今度は本物の笑顔を見せてくれる。



志麻さん、私は今あなたが神に見えます。

警察行こかってイケボで言うからなんかさらにかっこいいじゃん。こんなの惚れないわけがない。全国の、いや全世界の志麻リスさん。今ならあなたたちの気持ちがとてもよく分かる。




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