従兄妹がまふまふとか聞いてない【mfmf】

聞いてない３２ ページ33

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夏那「今日は天月くん家！！？」

『あ、うん…………』

藍「昨日はさかたん家」





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本日もやってきましたお昼休み。毎日変わらず教室でおしゃべりを………だったらよかったんだけど、今いるのは普通なら学校にやってくるお客さんを通す控室。無駄に綺麗で落ち着かないんだよねこの部屋。





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紀仍「改めて聞くと凄いね。実感ない……」

『志麻さんに会ったじゃん』

夏那「あれはもうほとんど夢だと思ってるよ」

『そうそう、あの後志麻さん家にセンラさんいたんだけどさ』

藍「へ〜、志麻センと一夜明かしたんだ〜、へ〜」

『言い方が意味深すぎる』





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やはり警察沙汰とまでなると学校に連絡が行くんです。当然だと思うけど。昨日から休み時間のほとんどが先生からの事情聴取に費やされていて、この状況なのもそのせい。

分かるか、さかたんよ、お前はそんな私にホラゲを強要し、３時間くらい叫び倒させたんだぞ。反省しろ。あと、あの動画消せ。まふくんに送るな。





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『ていうか１個聞きたかったんだけどさ、夏那』

夏那「ん？」

『まふくんって君の推しじゃん？？』

夏那「そうだね、？」

『親友が推しと住んでるってどんな気分なの？』

夏那「えっ………、普通に現実味なさ過ぎて何とも思ってないけど」

『…………あ、そう』

夏那「うん」

『…………』





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一瞬の沈黙が流れる。





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藍「うわ〜、ないわ〜〜。もっと面白い解答できないの」

夏那「いや理不尽」

『夏那ならもっとうまい感じに返してくれると思ったんだけどな……。ごめん、変に期待し過ぎちゃったわ』

夏那「ねえ傷つく！！」





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私と藍からの無茶苦茶な批判に頑張ってツッコんでる夏那。


その時、私のスマホがブッーブッーと震える。





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紀仍「……ねえ、さっきから５分おきくらいのすごい頻度で電話かかってきてるけど、大丈夫？」

『あぁ………大丈夫。なんかタイミング逃しちゃったから無視してるだけ』

紀仍「一応予想はつくけど聞くね？ 誰から？」

『え、まふくん』





「「「今すぐ出ろ」」」




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