異世界に転生しちゃったので、冒険を満喫したいと思う (ページ8)

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第八話　『初依頼』ページ8

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壁に貼ってある依頼の紙を見る。

紙には依頼内容と依頼主、依頼の期限、報酬、場所、そして推奨のランクが書いてあった。

最初はＧランクの依頼がいいよな。

簡単そうな依頼…

ああ、これとかならできそうだな。

『依頼内容：依頼主の家の近くの湖にスライムが湧いているから、その討伐。

依頼主：—————

依頼期限：□/□□

報酬：銀貨八枚、銅貨五枚

場所：□□□□□□□

推奨ランク：Ｇ
　
依頼を完了した際、証拠の為にスライムの一部を持ち帰り提出すること。』

スライムかぁ……見たことはないな。

普通に攻撃するだけで倒せるか？

…倒せるか。

依頼が書かれた紙を壁から取り、受付へ行った。

まだ、あの着ぐるみがここをさまよっているのを見ながら。

　☆ ★ ☆ ★ ☆

夜。

(夜にしたのは、冒険者っぽい雰囲気が出そうだったから。)

依頼の場所に行くと、大きめの湖が目に入った。

近くには家が何軒か建っているから、おそらくここだろうな。

湖の近くに水のような見た目のスライムがいた。

これが依頼に書かれていたスライムか。

気づかれないように気を付けながら水の魔法を撃って、スライムに当たった。

が、スライムはピンピンしていて効いてない様子だった。

それどころか、スライムが私に気づいて、二本のムキムキな足を生やす。

スライムはその足を使い、私に向かって走ってきた。

待ってちょっと待って！なんで魔法効いてないの！？

てかその足は何だよ！ちょっとキモイし！

……あ。もしかして、水のスライムだから水属性の攻撃が効かないのか？

逃げる足を止め、スライムの方を向く。

そして……

「とりゃ！」

拳で殴った。物理。

私の渾身のパンチをくらったスライムは、ドロドロに溶けた。

うわ……

なんかエグい。

ドロドロに溶けた死体の一部を、何とか頑張ってを袋に入れる。

これで依頼は達成だよな。

後は冒険者ギルドに帰るだけ……

……あっ

そうだ、ステータスはどうなってるんだろう。