第四話 『固有魔法』 ページ4
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「固有…魔法?」
「固有魔法はね、まあ…簡単言うと自分だけが使う魔法みたいなものかな。
普通の魔法よりも魔力は使うけど、その分強い魔法が使えるよ。
敵に攻撃したり、自分や仲間を強くしたり、ものをつくったり。
私の場合、周りの地形や植物、鉱石を把握するって感じかな。
前までふぉーちゃんに練習してもらった魔法を上手く使うの。
それが固有魔法。
体に魔力を流しながら、頭で魔法をイメージするの。
どういう魔法を使いたいか……ふぉーちゃんの場合水の魔法だったね。
水は水でも、具体的にどういう魔法なのか。
練習した魔法を活かすように。」
固有魔法……
まぁ、分かりやすくゲームに例えるとさっきまでのが通常攻撃で、固有魔法が必殺技みたいな感じだね。
どういう魔法か……か。
そうだな、じゃああそこの木に向かって水を撃ってみるか。
ああでも、固有魔法は必殺技みたいなかんじだよね。
水を撃つだけみたいなショボいやつではないか……
とりあえず…いつものように全身に魔力を巡らせ、頭の中でイメージする……
強い魔法……
「それっ!」
私の手の中から水が出現し、それが近くにある木に勢いよく当たった。
「…これが、固有魔法……?」
威力が上がっただけな気がするが……
「これは…多分、固有魔法ではないね。まあ…練習だよ練習!…ところで、ふぉーちゃんは魔法を使って何をしたいの?」
そうだな……やりたいことかぁ……
「冒険者かな…」
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みかん油 - 好きすぎてで一気に読んでしまいました...。応援しています! (1月9日 15時) (レス) id: df1996c224 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆姉妹 | 作成日時:2024年1月2日 13時