異世界に転生しちゃったので、冒険を満喫したいと思う (ページ13)

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第十三話　『始まりはここから』ページ13

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「……(察した)オマエは強くなりたいのか？」

「うん」

「…なら活かせ。自分の属性や固有魔法、特技等を。自分の全てを活かした戦い方を考えろ。…オマエの属性は水だけではないんだろ？」

確かにそうだけど。

「……ああ…悪い。用事があるみたいだ。緊急……とまではいかないだろうが。とにかく、俺はここを離れる。」

ほう

そうなのね。

「次会う時にはもう少し強くなってるといいが……じゃあな、フォレス。」

ライトは背を向け、そしてどこかに瞬間移動した。

いやさっきの誰だったんや。

いやまあ助けてくれたしなんか言ってたけど。

私なんか助けられすぎじゃね

というか、やっぱ私敬語になってなかった？

…もしかして私ってコミュ障？

えーーーーーーーーーーーー

戦い方か……

特技を活かすっていってもなぁ……

水と風といったら……

「にゃ～ぁ」

「？」

ぬこ様だ。

「にゃ～♪」

全体的に明るい赤色で、尻尾が炎のように燃えている。

村にもこういう各属性のぬこ様がいたなあ……

迷い込んできたのか、野生のぬこ様か。

「にゃにゃにゃ？」

かわいい。

ぬこ様の頭の触ると、毛はもふもふとしていてほんのり温かかった。

「にゃ～にゃ？」

ぬこ様かわいい癒される。

「にゃー・・」

「？」

「にゃにゃにゃーにゃ、にゃにゃ…」

ぬこ様が何やら仕草をしている。

「にゃ、にゃ、にゃ！」

ぬこ様は自分のおでこを指している。

ぬこ様のおでこには、炎のようなマークがあったが…

「にゃぁ～」

なるほど、わからん。

…そういえば、私依頼やってる最中だった。

いや依頼の武器は回収し終わったか。

冒険者ギルドで報酬貰いに行かなきゃ。

「ごめんねぬこ様、私用事があるから…バイバイ」

また会う日を願って……

ぬこ様とお別れをし、冒険者ギルドに戻った。

戻ったんだが……

なんでぬこ様ついてきてるんや。