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「おはよー！A！」
「おはよ…八重…」
文化祭から三週間が過ぎて、本格的な冬が近付いてきた。
といっても、吐息は白くならないし、手袋やマフラーもまだ必要ではない。
「Aちゃん、眠そうだね」
「……めっちゃ眠い」
冬が近づいてきたせいか、朝はなかなか起きれずにいる。
朝はちゃんと起きたとしても、登校してきたらHRまで寝てるし、授業中もうたた寝をしてしまう。
「Aちゃんおはよう」
「宝木、おはよ、眠そうだな」
「景光くん、降谷くんおはよ。 うん、眠い」
わたしの目はいつもの半分しか開いてないのでは？と言うぐらい眠い。
冬は嫌い。
だけど、誕生日にクリスマスにお正月があるから、行事がある日は好き。
「A、今週の土曜日暇？」
「今週の土曜日…？」
わたしは慌てて、携帯を開き、スケジュール帳を確認する。
土曜日……土曜日……ないっ！
「ないよっ！」
「ほんとに!?」
なら、朝の十時に駅前に集合ね！それだけを言い残して、八重と結乃ちゃんは自分の席へと戻っていった。
「Aちゃん、期末テストの勉強してる？」
隣の席に座りそう聞いてきた景光くん。
降谷くんは景光くんの前の席に座っている。
わたしは、ぐっ…と伸びをして、二人と向き合った。
「全くしてない」
「だと思った」
「うわ、降谷くん酷い」
「一緒に勉強する？」
「……する」
わたしたち三人は何故かテスト期間になる度に三人でテスト勉強をしている。
文化祭の少しあとにあった中間テストのときも三人でしたし、明日香ちゃんに協力するって言ったから、三人＋明日香ちゃんでテスト勉強をした日もあった。
……あの時は、見てられなかったなあ。
ちなみに、明日香ちゃんと降谷くんは付き合ってないらしい。
文化祭の後に、明日香ちゃんが降谷くんに振られたっていう噂が回ってきたからね。
「今回の英語の範囲、Aちゃん苦手なやつじゃなかったっけ？」
「そう、苦手なやつ。 だから、全く勉強してないんだよね……」
「あれ、簡単だろ」
「それは、降谷くんだからでしょ」
なんて睨むと、降谷くんは少し面白そうに笑った。
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キャラメル(プロフ) - 完結おめでとうございます！！もう大好きです!新作たのしんできますっ！これからも頑張ってください(^^♪ (2020年6月5日 18時) (
レス) id: b8ac5a9a04 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 完結お疲れ様ですっ！では新作行ってきます！！ (2020年6月3日 23時) (レス) id: e10e6d9ba2 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - うわぁぁあ！！諸伏endお疲れ様です！！とても面白くてドキドキしました！推しが尊い！他の作品と応援しています！ (2020年6月2日 22時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - うぉぉ！諸伏endおめでとうございます！ほかの作品も応援してます！ (2020年6月2日 22時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
スコッチ - おんなじパスワードで小説を作りたいんですけどどうすればいいですか (2020年5月27日 1時) (レス) id: 38b46500a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜凛 | 作成日時：2020年5月17日 20時
