46-2 タケミチsaid ページ33
ドラケン君の案内でマイキー君の家へと足を踏み入れる。
母屋とは違う場所に案内された。
「ここがマイキーの部屋」
「へぇ、母屋と別なんですね!」
「ここは元々倉庫でさ、真一郎君がバイクいじってた」
「へぇ」
「よくオレもマイキーも一日中横でバイクいじってんの眺めてさ…」
「…でも、飽きなかったなぁ」
ドラケン君の表情はどこか懐かしそうにしていた。
そんなマイキー君の部屋の中にお邪魔する。
「わぁ」
「マイキー君の部屋!!」
シンプルで必要なもの以外あまり置いてないそんな印象の部屋だった。
オレの想像していた印象とは大分異なっていた。
「なんか大人っぽすぎません?」
「まぁ、ほぼ真一郎君のモノだからな」
「オレのモノなんてベッドくらいだよ」
そう言いながら、オレの背後から現れたのは寝起きなのか髪がもさもさしているマイキー君がいた。
「マイキー君!」
「朝から大きい声出すなよ」
思わず理不尽だと思ってしまった。
「(あの玄関でのやりとりは大声じゃないのか…?)」
そんな疑問はさておいて、本題に入る事にした。
「なるほど」
「黒川イザナ」
「あの絡んできた奴か…」
「え!?会ったの?」
「ウン!」
ソファの上で腕を組んで胡坐をかくマイキー君の髪をセットしているドラケン君。
「あいつが天竺の総長ね…」
「
「今は天竺総長黒川イザナ…か…」
「真一郎君と繋がってたのかもしれないな」
「え!?」
ドラケン君の言葉に驚きしかなかった。
マイキー君はどこか思い詰めた表情をしていた。
「タケミっち」
「ここだけの話だ…」
「……はい!」
「真一郎君は
俺はそれを聞いて思わず「はい」と返事をしてしまう。
「ん?」
「驚かねぇのか?」
「え…」
ドラケン君の言葉にハッとなった。
「(そうだ!)」
「(これ
「いやっ、えっと、びっくりしすぎて声が…!」
ドラケン君は「まぁいいや」と言葉をこぼし、さらに口を開く。
「この事を知ってんのは、オレとマイキーとA、そして場地だけだった」
「一虎が
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作者名:倖那 | 作成日時:2021年10月21日 20時