21.休み ページ23
ショッピくんがまた鬱先生に絡まれている場面を見ながら朝食を食べ終え、学校に行くと、
「チーノが休み？」
優香「そうなの、珍しいよねぇ。毎日元気に来ていたチーノが休みなんて」
春「あいつも人間だから体調崩すぐらいあるだろ？」
あのチーノが学校を休んでいるんだとか。
心配した私は学校が終わったあと、お見舞い品を持ってチーノの家に向かう。
syp「煙草は？」
「私は未成年だから買えませーん。それにこれはチーノの分のお菓子」
ビニール袋を漁ろうとする猫の姿をしたショッピくんを軽くあしらう。
syp「見舞いに行くほどチーノのこと大事なんすか？」
当たり前だ、そりゃチーノは、
「チーノとは小学生から一緒にで...あれ、中学からだっけ...？チーノの親も亡くなって...あれ、？チーノの親ってなんで亡くなったんだっけ...？」
あれ？
syp「Aさん？」
チーノの家ってどこだっけ？
いやいや！どうした私！
チーノの家は何度も行ったことがあ＿＿
たっけ?
そもそも幼馴染みだっけ？
チーノって誰だったっけ...？
cn「Aッ！」
曖昧な記憶に頭を悩ませ、道にボーッと立っている私をチーノが肩を掴んで現実に呼び戻した。
cn「Aどうしたん？こんな所に突っ立って」
「あっ...チーノ。あんた風邪引いたのに出歩いて大丈夫なの？」
cn「風邪...？あー、それ実は嘘でな。ほんとは吸血鬼に襲われて怪我したから休んでてん。吸血鬼に襲われたんで病院行きますなんて信じひんやろ？」
syp「...」
「そ、そうなの？」
cn「なーんてな！今の話どこまでが嘘やったでしょーかって痛ったいな！」
チーノの頬にお菓子の袋をクリーンヒットしてやった。
人の心配を返せ！
？「キャァァアアッ！」
「えっ？なに、悲鳴？」
突然背後にある路地裏から悲鳴が聞こえた。
cn「...なんやろう。A行ってみよ！」
「ちょっ、ちょっと！」
いきなりチーノは私の手を引っ張り悲鳴が聞こえたであろう場所に向かう。
そして私とチーノが居た場所には、思わず手放してしまったお菓子の入ったビニール袋のみが残された。
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推しが尊いｯｯｯ！(プロフ) - このお話読んでサーヴァンプハマりました！御園の沼にずぶずぶですよほんま (7月9日 0時) (
レス) id: b5cad3eeae (このIDを非表示/違反報告)
安眠豆腐 - 初コメ失礼します。好きな漫画の設定があるなんて嬉しすぎます！続編おめでとう御座います！ (2020年4月12日 21時) (レス) id: e0357d705f (このIDを非表示/違反報告)
獣華 - 初コメ失礼します！応援してるので頑張ってください！ (2020年4月11日 22時) (レス) id: 4e84837f58 (このIDを非表示/違反報告)
月見里 市ゆり - コメント失礼します！一瞬でハマるほど、面白かったです!!これからも応援しています！更新、頑張って下さい！ (2020年4月11日 17時) (レス) id: bc3855eee9 (このIDを非表示/違反報告)
akane__aoi(プロフ) - 初コメ失礼します！とっても面白かったです！！続き、頑張ってください！！！！！ (2020年4月11日 15時) (レス) id: 8e1789b62b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーる | 作成日時：2020年4月5日 18時
