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5話.人工物 ページ23

風貌、仕草から善良な人間だというオーラを感じられる。私から見てこの人の第一印象は良い。

...横にいるショッピさんはともかく。


ut「お前らまだこんなとこおったんか。
エーミールはわかるけどショッピ君がここにおるって珍しいな」


em「それが熱心にポケモン図鑑を眺めてんねん」


ht「誰を調べてるの?」


shp「Aさんが持ってる珍しいポケモンについてなんですけど、」


ショッピさんが少し目線を私に向けて言った。

...載っているわけがない。



shp「どこにも載ってないんですよね。
それどころか似たような姿をしたポケモンもおらん」


「...どこを調べても載ってませんよ。
個体数は1なので」


os「そんな珍しいん?
俺らは姿を見てへんからなんとも言われへんわ。
見せてもらうことってできる?」



...見せても、いいんだろうか。

匿ってもらっている以上この子が誰かの目に入るのは時間の問題だ。
後々バレてしまうぐらいなら今公にした方がいいか。


「...わかりました。変に刺激しないでくださいね」


rb「暴れた時のこと考えて眠らせるようにしとくで」


「ありがとう」


あの子が入ったモンスターボールを手に持つと、ロボロがキノガッサを繰り出した。

気の利いた事をしてくれてありがたい。
シルヴァディが入ったボールを宙に投げると、ボールが開く。


白い光と共にその場に現れたシルヴァディは、見慣れない場所に不安がって私の方に近付いてきた。



em「これは...」


ht「想像以上だ...、あの仮面はなんだ?」


ut「完全にキメラやん...、仮面から覗く目ヤバイな...」


os「Aさん、このポケモンはなんなん?」



「...人工ポケモン、と言ったらわかりますか?」


em「人工ポケモン...ポリゴンやゴビットと同じ類のポケモンということですか?」


「それらは0の状態から造り出された完全新種。

ですがこの子...シルヴァディは、
どんな状況にも対応できるよう様々なポケモンの力を合成して造られた。所謂キメラです。

製造元はエーテル財団。
正式名称はタイプ:ヌルなんですが、それだと味気ないので私がシルヴァディと名付けました」


rb「...っ」


shp「...道理であなた方が嫌っていたわけだ」


os「なんでこれらを造り出したかはわかる?」


「ごめんなさい。そこまでは知りません。
私はこの子が造り出されたことを知って、持ち逃げしたので」


ut「ポケモン造っとる時点でいいことには使ってへんやろな」

5話.丶丶→←4話.丶丶



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理央 - こんにちは!吸血鬼の頃から楽しく読ませて頂いてました!二つともえぐい位の神作品…(syp sho 寄りの箱)これも名作の予感!?更新頑張って下さい!では最後に〜? はい、サイドチェストォォォォォ! (2020年5月19日 8時) (レス) id: 091f5a802b (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - はじめまして!吸血鬼と専属武器を見て新作楽しみに見に来ました!これからも更新頑張ってください!面白い楽しい惹き込まれる話をありがとうございます! (2020年5月19日 1時) (レス) id: 5fb94517ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆま | 作成日時:2020年5月18日 13時

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