3話.逃走劇 ページ13
すっかり暗くなった森の中。
パチパチと焚き火を立て、その傍に寝転がりながら木々の隙間から除く満月を眺める。
今日もここで野宿か。
...毎日だ。もう何年もベッドで寝ていない。
だからといって何か温もりが欲しいとも思わない。
こうやってブラッキーたちが寄り添ってくれるから。
それはそうと、これからどうしよう。
ロボロと出会えたことは嬉しい。
でもその分、シルヴァディの存在が他に知られてしまったという事が大きすぎる。
絶対に言わないと言われたけど、
それを会ったばかりの人間に言われて信用できるかと聞かれたら否だ。
翌日、早朝にここを出よう。
次は...ウンエイシティまで行ってみようか。
なら早く寝た方がいいか。
そう思い、目を閉じる。
「っ、誰だ！」
誰かの気配を感じ、茂みに視線を向ける。
出てきたのはルカリオと...。
「ロ、ロボロ？」
rb「良かった...まだおった...！」
どうしてここに？
＿＿＿＿＿
＿＿
＿＿＿＿＿
rb視点
コネシマがAのことやシルヴァディのことを話し出した時、頭に血が登った。
コネシマが言ってることは救った気持ちになってる自己満ヒーローや。
自分は救った気持ちで満足してるかも知らんけど、
相手にとってそれは救いではないこともある。
やっと見れた笑顔が曇るんやったら、俺はお前らに反する。
食事が終わった後、俺はすぐにここを出てAを探すことにした。
どうせ森におるんやろ。
よくここを修行の場にしてるから人目につかん所とかすぐにわかんねん。
でも、もうこの街におらんかったらどうしようか。
「っ、誰だ！」
良かった。まだいる。まだ一緒におれる。
rb「良かった...まだおった...！」
「なんでここに？」
rb「実は＿＿」
俺はAに全てを話した。
コネシマたちがお前を保護する気でおること、財団がAを探していること、今すぐここを離れた方がいいことを。
「まだ諦めてなかったんだ...」
rb「なぁ、何があったんか聞いてええか？」
「ここではちょっと...っ！」
Aが話しにくそうに狼狽えていると、俺の背後から誰かの気配がした。
後ろを振り返ると、ジュカインがAに攻撃しようとしとった。
やけどAのブラッキーがアイアンテールで攻撃を受け流す。
このジュカインは...。
『俺のジュカインに気付くとかやるなぁ』
rb「ゾムっ！？」
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理央 - こんにちは！吸血鬼の頃から楽しく読ませて頂いてました！二つともえぐい位の神作品…(syp sho 寄りの箱)これも名作の予感!?更新頑張って下さい！では最後に〜？ はい、サイドチェストォォォォォ! (2020年5月19日 8時) (
レス) id: 091f5a802b (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - はじめまして！吸血鬼と専属武器を見て新作楽しみに見に来ました！これからも更新頑張ってください！面白い楽しい惹き込まれる話をありがとうございます！ (2020年5月19日 1時) (レス) id: 5fb94517ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆま | 作成日時：2020年5月18日 13時
