第五話: 必然 ページ6
《火神 サイド》
相田「…相変わらず遅刻ってどういう事？
また感覚鈍って来たんじゃないのかしら？」
「だから悪ぃって言ってんだろ！…ですよ！」
日向「…相変わらずな日本語の使い方だな。火神。」
待ち合わせ場所の住所をミスって、
案の定、監督に耳を引っ張られた。
久しぶりに見るあいつらの面を見て、
どこか、変わってねぇな、と内心思った。
あの頃と違って、落ち着いたと思いきや
内面はあの頃のまま。
火神「お前らも来てたのか…。青峰。」
青峰「来るのがおっせーんだよ。早くバスケやろうぜ。」
このタイミングでバスケかよ。
一つ、おかえりとか、久しぶりの言葉くらいかけろよ。
黒子「監督の思い付きですが…
聞かなくても、火神くんはやりますよね？」
「…俺達は酒で語るより、バスケで語る方だからな。……その前に」
…………
黄瀬「……まだ食べるッスか？」
黒子「流石アメリカ育ちの胃袋ですね。」
「バスケやる前に腹ごしらえだろ…。
つか、俺まだ食べて来てねぇし。」
こっちは来て早々バスケやるって思わなかったしな。
伊月「…そういや、お前ここに来る途中迷ったって言ってたけど…、俺に聞けば良かったんじゃ…？
しかも、俺のメールに既読なしって…」
「……そうだな。」
相田「…この脳筋が…。」
着信に気付けなかったのか？スマホを取り上げて見れば、その原因が直ぐに分かった。
「あぁぁぁぁ゛？！」
その叫び声に一斉に俺の事を見た。
黒子「どうしたんですか？」
「……俺のじゃねえ。」
黒子「…えっ、……ぬす…」
「んでねぇ！入れ替わったてたんだよ！」
黒子にスマホを渡せば、
俺はパニックで壁にガンガン頭をぶつける。
(…絶対あの女のだ……！)
スマホがなくて困ってるだろうな…なんて思うが…
(………待てよ…また会えるチャンスじゃねぇか？)
内心、この思いもしない状況で喜んでいた。
木吉「火神どうしちゃったんだ？」
黒子「……っ、これ…。赤司くん。桃井さん。」
「……落ち着け俺…。外の空気吸ってくる。」
頭をぶつけてイカれちまいそうになって、
個室から一旦でた…が、
「ねぇ、お兄さん。隣の個室の者だけど、
バンバン煩くてさ。」
「すまねぇ、でした…。」
「あれ？ちゃんと謝罪になってないけど？」
こいつは何故か、憎たらしい顔をしていて気に食わねぇんだけど。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綾葉メグ(プロフ) - りみさん» 読んで下さりありがとうございます！なるべく早く更新出来るよう頑張ります！ (2020年10月5日 4時) (
レス) id: 2c121bd297 (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - 続きを楽しみにしています！これからも応援しています頑張ってください(*´▽｀*) (2020年10月4日 21時) (レス) id: 8754467967 (このIDを非表示/違反報告)
綾葉メグ(プロフ) - 和香さん» 読んでくれてありがとうございます。早めに更新出来るよう頑張りますね！ (2020年5月2日 16時) (レス) id: a78732187c (このIDを非表示/違反報告)
和香 - 続きがものすごく気になります！更新頑張ってください。 (2020年5月1日 19時) (レス) id: 29c4e7285d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綾葉メグ | 作成日時：2020年3月10日 5時
