第六話: 似たもの同士 ページ7
火神「だから…すまねぇ……、すみませんでした。久しぶり仲間と会って浮かれちまってた…。」
(……理由は別だけどな、面倒な事に出くわした…。)
不本意ながらも、
礼儀正しくお辞儀をしながら謝る火神に対し、
目の前にいる男はそれで満足をしていなかった。
「……それで謝罪したつもり？謝罪っていったらさ…土下座だよね？
俺達さ、久しぶりに感動の再会の途中に君が水を指したんだから。」
男は悪笑みを浮かべながら、火神に土下座を要求する。
そう言われる火神は自分がした事の重大さを思い知り、何も言えないでいた。
(……アイツの言うとおりだな…。
…だけど、黙って土下座するのは性に合わねえんだよ、俺は。)
火神「…、おいおい、そんな事で土下座はねぇだろ。俺もちゃんと謝ったんだ。これでチャラにしてくれ。」
流石に土下座はやり過ぎだろ、そう思った火神は相手の男に背を向け、その場を去ろうとした。
(………っ…！？)
バシッ…！！
(……変な視線を感じた…、めっちゃ寒気がする。
……殺気…か？)
「……っ…！凄いね…お兄さん。反射神経が良いみたいだね。」
「………てめぇ、ふざけるのもいい加減にしろよ…」
火神は背中から異様な視線を感じ、
肩に手が置かれる前に、手を弾き返した。
男はその行動を予想していなかったのか、弾き返された手を見て、何かと喜んでいる。
「へぇ…、喧嘩？売ってくれるなら買ってやっても良いけど？まぁ、勝つ自信があればの話だけど。」
勿論負けず嫌いな彼は、
「上等じゃねぇか。そのひん曲がった口から言葉が出ないようにしてやるよ。」
((俺がこんな奴に負ける訳ねぇな/ないじゃん…！！))
と両者の目には今でも火花が出そうなくらい、睨みあっていたが、
「…遅いよ業くん。……って何か揉め事？」
と隣の部屋から男の友人であろう人物が、戻りの遅い彼を呼びに来た。
「あっ、渚。今良いところなんだ。悪いけど、ちょっと外してくれる？」
「えっ、何言ってるの？業くん、君はもう立派な公務……」
「悪いが、彼女さんちょっと引っ込んでくれねぇか？」
火神は余りにも女顔立ちをしている渚を女と間違えていた。
「…いや、僕、男なんだけど……。」
「火神くん。スマホの持ち主の事なんですけど… って何してるんですか？……渚くんに業くん？」
業/渚「黒子くん？/テツヤ？！」
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綾葉メグ(プロフ) - りみさん» 読んで下さりありがとうございます！なるべく早く更新出来るよう頑張ります！ (2020年10月5日 4時) (
レス) id: 2c121bd297 (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - 続きを楽しみにしています！これからも応援しています頑張ってください(*´▽｀*) (2020年10月4日 21時) (レス) id: 8754467967 (このIDを非表示/違反報告)
綾葉メグ(プロフ) - 和香さん» 読んでくれてありがとうございます。早めに更新出来るよう頑張りますね！ (2020年5月2日 16時) (レス) id: a78732187c (このIDを非表示/違反報告)
和香 - 続きがものすごく気になります！更新頑張ってください。 (2020年5月1日 19時) (レス) id: 29c4e7285d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾葉メグ | 作成日時：2020年3月10日 5時
