ツンデレ上司のおとしかたに (ページ22)

今日:24 hit、昨日:11 hit、合計:18,383 hit

　・ページ22

・

杉沢「すみません、お先に失礼します〜」

末澤「俺もです、お疲れ様でした」

足早にオフィスを抜け、何も言わず

颯爽と俺の車に乗り込んでくる。これは相当やんな。

杉沢「誠也さん、早く帰ろうよ、ねぇねぇ」

末澤「そんな駄々こねんと、帰るから」

超特急で家へと車を走らせた。

おかげでいつも15分かかる所がなんと5分。

幼児パワーって凄いな。

末澤「 Aー、ついたで」

杉沢「ありがと、」

ドタバタと音を立ててヒールを脱ぎ散らかし、

スーツのジャケットを脱ぎ捨て、そこら辺に放り出し、

髪を括っていたヘアゴムも乱暴に外して、

俺に飛びついてきた。

末澤「どしたん、熱でもある？」

杉沢「 …別に元気」

末澤「じゃあなんで今日そんな甘えるん」

杉沢「だって、お昼にあんなことしてたらデレたくなるもん」

末澤「まぁ最近会社で話してへんかったもんな」

杉沢「そりゃあぎゅーもちゅーもしてへんからな」

末澤「それとこれとはちゃうな」

杉沢「せやから今日の夜ご飯誠也でいい」

末澤「やめて、あんま美味しくないで」

杉沢「それでもいい」

そうやってまた、噛み付くようなキスをされる。