ある無能の逆襲2 (ページ6)

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それから私はらっだぁと緑くんと一緒に総領室に向かった。
らっだぁが言うに私の事を他の幹部に紹介するみたい…
でも、、、もし…歓迎されなかったら…
手が震える。するとらっだぁが

ら「大丈夫だよ。アザミ言ったでしょ？ここにはアザミを傷付ける奴は居ないって」

『…でも、、』

ら「皆優しいから大丈夫。安心してもしアザミを傷付ける奴がいたら…」

らっだぁから殺気が溢れる。うわー怖い。

緑「ﾗｯﾀﾞｧｺﾜｲ…」

ら「あ、ごめーん(ﾃﾍ)」

緑「ｳﾜｰｷﾓ…」

『…信じても良いの？』
私はらっだぁの背中に隠れる。
もう裏切られたく無い。失いたくない。
でも、もう一度信じても良いなら…。

ら「うん！ね、緑くん？」

緑「ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞ。ﾐﾝﾅ、ﾔｻｼｲｶﾗ…」

『…。』

すると総領室に着いくとそこには金色の豚のパーカーを着ている人と黒いパーカー？を着ている人と紫？のスーツ？？の人がいた。

？？「お！らっだぁ俺達を呼び出してどうした？」

？？「ん！緑くんもいるじゃん！」

？？「そうだね～ん？その子は？」

三人の視線が私に向いている。
私はらっだぁの後ろに身を隠す。
また手がｶﾞﾀｶﾞﾀと震える。身体中、鳥肌が立っている。怖い。

ら「この子は俺の幼なじみのアザミ。元我々だ国の幹部だったんだけど色々あってこっちに来てもらったアザミ挨拶」

ﾋｮｺとらっだぁの後ろから顔を出して

『アザミ…で、、す』
と、小さい声で言った。

ら「ん。いいこ」
らっだぁが頭を撫でてくれた。安心する…

？？「めっちゃその子らっだぁに懐いてるじゃん」

ら「ま、俺が優しいからなﾄﾞﾔｯ」

緑「ﾔｻｼｲ?ﾗｯﾀﾞｧｶﾞ?」

ら「優しいでしょ？」

？？「あーも、らっだぁはほっといて」

ら「ほっとかないでよ～」

？？「俺はレウクラウド！レウさんって呼んでね！」

？？「俺はばどきょー。きょーさんって呼んでな」

？？「俺はコンタミ。コンちゃんで良いよー」

『よ、よろしく…お願いします…』

私はペコリと頭を下げた。すると、らっだぁとは違う手が私の頭に乗った。

ば「おー、よろしくな」
私はびっくりした。体がﾋﾞｸﾘと震える。

緑「ｷｮｰｻﾝ。ｱｻﾞﾐﾋﾞｯｸﾘｼﾃﾙﾖ」

ば「まぁ良いじゃねえか。な！」
きょーさんは私の頭を撫でながらニコッと笑った。
その笑顔はまるで昔のゾムみたいで…
ゾム「よろしくな！」
姿が重なる。
裏切られる前の記憶がよぎる。