【そらる】彼 氏 に 惚 れ ら れ ま し た｡

番 外 編 2 ページ18

どっきりを仕掛けたい…！




『そっ、そらるっ！』

「どうしたの？しかも、そらるって」

『えっと、まあ…』



あはは…とぎこちない笑顔を見せる。



今日はなんと、彼氏の彼方にどっきりを仕掛けようと思う。

別れ話…みたいなのをしたいんだ。




いつもの仕返しみたいな感じで。





『あの、大事な話があるんだけど…』

「ん？なに？」



興味深々にのぞき込んでくる彼方。

ああ、ごめんね。



彼方よ、死にそうな顔を見せたまえ←






『私と、別れてほしんだ…』

「え？」




は？と顔を曇らせる。



『ごめん…』

「それが、本心なんだな」



うん、と頷く。




「ならいよ。好きにして。」

『えっ』

「なに？自由にしたくないの？」

『いや、そんなんじゃないけど……』




これ、どっきりだから…



と小さな声で言うと、ん？とむかつく顔を見せられた。






まさか…



『わかってたの！！？』

「まあね、急にどうしたのかなーって思ってた。面白いから黙ってた♪」

『もおおおおお！』




酷いです。




「だめだよ、そんなどっきりしちゃ」




俺が死んじゃうから、と抱きしめてくれた。



うう…



どっきりって、いいのかも。









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