点滴、天敵。 ページ24
ミルミル様 リクエスト
寒さが厳しくなり、本格的に冬の季節になった今日この頃。
虎の子たちはある恒例行事に頭を悩ませていた。
吉「予防接種だぁぁ〜！！」
川「みんな集まれ〜！！！」
施設内に響き渡る2人の声。
丁度その場に居合わせた松田と松倉は目を大きく見開き、顔を見合わせた。
何かを思い出すようなそぶりを見せ、すごすごと部屋を出ようとする。
松「あっ、おれ今日用事あるんだった！」
倉「俺も！すっかり忘れてたわ！」
しかしそんなことは勿論お見通しなわけで。
松「ひっ、」
2人が扉に手をかけようとしたその時には、満面の笑みを貼り付けた川島がその前に立ちはだかっていた。
川「スケジュールは基本俺が管理してるけど、2人とも今日はなーんにも入ってないよね？」
気持ちが悪いほどに優しく頭を撫でられ、松田はしょげた犬のように項垂れる。
後ろに立っている松倉の顔には冷や汗がキラリと光った。
宮「あの〜、入って、いい？、」
扉の向こうから少しくぐもった宮近の声が聞こえる。
どうやら入るタイミングを完全に見失ってしまったようだった。
、
そりゃそうだ。
お節介ママモードに入った川島の暴走は誰にも止められないのだから。
あっ、ごめーん！！という川島の言葉とともに開かれた扉の向こうから顔を出した中村の頬は少し引きつっていた。
もー、寒かったんだからね！、と川島をぽかりと叩いた七五三掛は、震える松田と言葉と意識を失いかけている松倉をちらりと見据えた後、ははーん、と黒い笑みをたたえた。
七「ふーん、2人とも、注射が怖いんだぁ」
そんな七五三掛の煽りに食らいついた松田。
思わず大きな声で言ってしまった。
松「ちげーし！！注射とかぜんっぜんこわくねーよ！！なあ！ケイ、」
松倉もそんな松田に負けじと大声を出す。
倉「ああ、ぜんっぜんこわくねーし。た、たぶん。」
吉「多分てなんだよ多分って、」
強がりながらも瞳に薄い涙の膜を浮かべる松松vs何が何でも予防接種を受けさせたい父母。
熱い熱い火蓋が今、切られようとしている。
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ミルミル - 次回更新楽しみにしています (2021年5月6日 11時) (
レス) id: cb03406a28 (このIDを非表示/違反報告)
kai(プロフ) - ちゃっぴさん» 全然！書いて頂けるだけ嬉しいのでっ♪無理しないで頑張ってくださいっ！！ (2021年4月27日 6時) (レス) id: 6d6ceb074c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぴ(プロフ) - kaiさん» いえいえ！リクエストですね！承りました^^b他にも頂いているリクエストやお話の流れの関係で時間が掛かりますが、それまで楽しんで待って頂けると幸いです(^^♪ (2021年4月26日 21時) (レス) id: 11acd2a104 (このIDを非表示/違反報告)
kai(プロフ) - ちゃっぴさん» 教えていただき、ありがとうございます！！リクエスト大丈夫ですかね、？松倉くんの体調不良がみたいですっ！ (2021年4月26日 19時) (レス) id: 6d6ceb074c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぴ(プロフ) - kaiさん» @chappi_0415です！たまに変態チックなツイートが流れるかもしれません…(苦手な場合リムって頂いて結構です^^)ぷらいべったー限定のお話も書いているので是非覗いて見てください！ (2021年4月23日 22時) (レス) id: 11acd2a104 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぴ | 作成日時：2020年11月10日 9時
