彼氏のママみがヤバすぎて赤ちゃん返りした【夏油傑】

この先も貴方と共に ページ49

あれからななもみみも私や傑、先生や他の生徒達も世話をしてくれて将来的には高専に入ることになった



ちなみに私が話を通してめぐめぐやみっちゃんも高専で預かれるように説得した
いやぁ上の方を納得させるのには骨が折れたよねほんと…






長かったような短かったような、濃い2年生も終わりかけ…次は3年か〜









そして現在、私は自室で傑といる

窓にもたれかかって青い空を見上げる、季節も大分過ごしやすくなったなぁ…










『2年生も終わりだね〜』

傑｢そうだね、長かったような短かったような…何にせよ、傍にAがいてくれたことが
一番良かった、本当に…Aがいなければ今きっと私はこうしていない気がするんだ｣

『傑…』








窓から離れて胡座をかいて座っている傑に跨り抱きつく

暖かい体温、心臓の音、呼吸をする度動くお腹の感触…あぁ、確かに良かったな…









『ふふっふへへ〜』

傑｢どうしたんだいA、そんなに嬉しそうに…｣

『私も！傑が傍にいてくれたことが1番良かった！今年も来年もその先もずーっと一緒にいようね！』

傑｢A…あぁ、絶対にだ｣









そう言って優しく抱きしめてくれる傑、この幸せを失わないように私は生きていきたい
そう思えた

するりと私の頬を触り顔を上げると、優しくキスをされる



それを何度も繰り返し、なんとなく魂胆が見えてきた…









『ん、ん〜…もうすぐさかる…』

傑｢人を獣のように言わないでくれ、まぁ…A相手ならあながち間違ってはいないけど｣

『今せっかくエモエモの雰囲気だったのに〜もしかしてほんとは私のこと体目当てなんですか〜？』

傑｢まさか、中身も体も全て愛しい君の乱れる姿が見たいんじゃないか、嫌ならキスだけでもいいんだよ？｣

『う〜この色男め〜』

傑｢お褒め頂き光栄だよ｣









すると外からかすかにこちらを呼ぶ声が聞こえる

傑から離れて窓から顔を出すと何故かみんな下に集まっていた









悟｢桜が満開だから今から花見すんだけど〜！！お前らも来いよ〜！！どうせ傑もいるんだろ〜！？｣




『お花見！お花見だって傑！』

傑｢えぇ〜続きは…｣

『そんなの後々！ほら行こ！』

傑｢ふふっ、それもそうだね｣









来年もその先も、ずっとこうしていられますように─────。

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