彼氏のママみがヤバすぎて赤ちゃん返りした【夏油傑】

タイプな男 ページ42

『冷たいって思われるかもですけど…

私は私の心の内にいる以外の人間は心底どうでもいいんです、でもその人達を放っておくと
私の大切な人は悲しむような優しい人だから…

だから助けますけど、呪い自身については正直良くも悪くも思ってません。
呪いに苦しめられることは多いけど呪いで繋がった縁もある。だから完全に抹消されて欲しいとかは
特に思ったことはありませんね！私は今が幸せならそれでいいので！


……っあ！でもこの考え方って私呪術師失格なんじゃ…』







調子に乗って持論言い過ぎた…呪術師としては終わってる発言だったよなぁ…
どうしよう、この発言上層部に言いつけられて呪術師クビにされたら……

傑と離れ離れになるだけならまだしも、もし傑にドン引きされて関わりすら持てなくなったら…！！！




私は多分、しぬ。







『あぁあああの！！今の発言はその言葉の綾っていうか！！勿論呪いはこれからもじゃんじゃか
祓っていきますし決して職務怠慢とかじゃ…！！』

九十｢あははっ分かってるから焦らなくて大丈夫だよ、…でもそうか、なるほどね
全て理解したよ、今ので。｣

『何を……？？？？』

九十｢きっと君がいなければ彼は今頃…ふふっ、本当に君はすごいね｣

『？？なんかありがとうございます！！』









なんか知らないけど褒められた！！機嫌悪くしてないし多分大丈夫！！なはず！！！

それから九十九さんとは恋バナしたり仕事の話したりと盛り上がりながらひたすら寿司を食いまくった






いつの間にか日も傾き、私の腹もデザートを締めに膨れまくったのでそろそろ店を出ることにした

会計をしようとすると、先に九十九さんがカードで払ってしまった…これが……オトナノヨユウ…！！！









『色々ありがとうございました！お会計まで持ってもらっちゃって…』

九十｢いいよ気にしなくて！元々は私が誘ったんだし、それに私も君のことをよく知れてとてもよかったよ｣

『そうですか？』

九十｢あぁ、君のことを知れば知るほど…君への好意が高まるばかりだったさ！｣









そうすると九十九さんは私の手首にオシャレなブレスレットを付けてくれた

そして私の手の甲にチュッとキスを落とした








九十｢これは宣戦布告の品、果たして彼は気づくかな？それじゃあ私はそろそろ行くよ



あ、そうだ…一つ聞き忘れてた、Aちゃん｣

『？』

九十｢どんな男が、タイプかな？｣







『夏油傑。』

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