今日は九十九さんが私を独り占め ページ41
ガヤガヤとした人の声はもはや気にもならず、新幹線の形をしたレーンに運ばれて頼んだお寿司が流れてくる
『モッモッモッ……んぅぅ〜〜!!んまぁ〜い!!!♡♡んふふ〜』
ここは極楽浄土なのかと思うほどに口の中で旨みが広がる、周りの空気感やこの新幹線型のレーン込みで
この寿司達の旨味は格段に上がっているような気がする…いくらうまぁぁ…
頼んだお寿司をひたすら頬張っていると、ふと九十九さんから視線を感じた
『??ろうひはんれふか?(どうしたんですか?)』
九十「ふふふっいや何、あまりにも愛らしくてつい魅入ってしまってね
夏油くんはいつもこの感覚を独り占めしているのか…羨ましい限りだね」
『よく分かんないですけど、今私は九十九さんと2人だけなので九十九さんが独り占めですよ!
存分に愛でていいですっ!!むふんっ!』
九十「ふっ!あははははっ!それもそうだね、では今この瞬間を存分に味わっておこうかな」
続けて頼んだお寿司を頬張っていると、今度は九十九さんの方から話しかけてきた
九十「…ねぇ、君はどうして夏油くんと一緒にいようと思ったんだい?あぁ、変な意味じゃないから
安心して、ただの興味だから」
『……あの人と笑って暮らしてる未来の自分が想像できちゃったからですかねぇ…』
九十「おや、意外な返答が来たな。他の人ではできなかったのかい?」
『色んな人と付き合ったりしてきたけど…何で誤魔化しても見ないフリしても、絶対その想像が頭に過って
結局、いつも傑のことばっか見てて…だから私、あぁこの人以外ないんだなぁって思って…
だから一緒にいます!!』
九十「ふ、そうか、それじゃあもう一つ質問。
君は呪いがこの世からなくなって欲しいと思うかい?」
思わず箸が止まる、想像以上にスケールの大きい質問が来たなぁ…まぁ傑に話してた時と似たような感じか
呪いがなくなれば私も傑も普通の恋人、普通の学生として生きていける…それはいい事かもしれないけど…
箸を置いて、九十九さんの目をしっかり見つめる
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ゆめの(プロフ) - mbftmmさん» うわあぁぁありがとうございます!!そう言ってもらえるのすごくモチベになるので嬉しいです!! (9月26日 19時) (レス) id: bc2917c11b (このIDを非表示/違反報告)
mbftmm(プロフ) - 主様は天才ですか!!おもしろすぎます!激甘すぐるんと彼女の設定が最高です!更新楽しみにしてます!! (9月26日 2時) (レス) @page33 id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - さくらんぼさん» ありがとうございます〜!!激甘げともアリですよね!!もう彼はママみが凄すぎてもはやバブ化するのが自然の原理なんですよね… (8月10日 18時) (レス) id: 230b5877ec (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ - 初コメ失礼します。激甘夏油さんありです!!!もし私がこんな立場だったら夢主ちゃんと一緒でバブ化しちゃいます‼笑 更新されるまで待ってます‼頑張ってください‼ (8月10日 17時) (レス) @page18 id: e1f86e7b2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - 無印さん» 笑顔で行けたのならよかったです!!(?)激重愛のげとーいいですよね…ありがとうございます!! (8月7日 22時) (レス) id: bc2917c11b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめの | 作成日時:2023年8月5日 21時