彼氏のママみがヤバすぎて赤ちゃん返りした【夏油傑】

仲直りは大得意 ページ5

────現在時刻、約21時








『腰いたぁい…お腹すいたぁ…』








夕方から今の今まで躾直されようやく終わったらこれだ

途中意識とびとびになったけど…








傑｢これに懲りたら反省…って、なんだかいつもこう言っている気がするんだけど｣


『気のせい気のせい、それよりすぐるぅ〜お腹すいたぁ…夜ご飯まだ食べてない…でも動けない…』


傑｢悪かったよ、それじゃあ私が作るからAはこれ飲みながら待っててね｣


『む……牛乳！しかも苺だ！わーいやったー！』


傑｢ふふっ｣







ルンルンでいちごミルクを飲みながら待っていると、思いのほか早く出来上がったみたいだ

傑の作るご飯はなんでも美味しいからつい沢山食べちゃうんだよなぁ…本人嬉しそうだからいいけど



今日はオムライスを作ってくれた、しかも可愛いお猿さんの絵まで描いてくれていた

ちなみに私が一番好きな動物はお猿さんだ








『か、かわいくて食べれぬ…！』


傑｢お猿さんは食べて欲しいって｣


『いただきます！！』


傑｢はい、いただきます｣








んまんまと美味しさにスプーンが止まらずにいると傑は嬉しそうにこちらを眺めていた

美味しい！と伝えると、よかったと笑ってくれた



胡散臭いと思われがちだけど、ちゃんと本心で笑ってくれる時もある…私はその時の傑の笑顔が大好きだ




しっかり綺麗に食べ終え、ごちそうさまと言った後は傑が洗い物をしてくれた

またもやベッドの上でゴロゴロしていると、洗い物を終えた傑が私のベッドに腰をかける









傑｢…帰ってきて早々無理をさせてしまってごめんね｣


『忘れてた私も私だしいいよー別にー』


傑｢本当にAは優しいね…その優しさに甘えてしまいそうになるよ｣


『特別に傑なら許可しよう！！』


傑｢ありがとう…今日も任務お疲れ様、A｣









そう言って優しく私の頭を撫でてくれる、傑はいつも任務を終えた私にこうしてくれる

暖かくて大きな手…どんな報酬よりも嬉しいご褒美だ








『えへへ〜うん！傑もお疲れサマンサ！』


傑｢ふふっありがとう、悟の真似かい？｣


『違うよ！あいつが私のパクったの！』


傑｢それは知らなかった｣








その後は二人で仲良く寝ました



流石に腰の痛い私に手は出してこない代わりに、ひたすらキスをされました

私愛されてるね！！

後輩を可愛がりすぎるとこうなる→←忘れていることが必ずしも大したことじゃないとは限らない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す