彼氏のママみがヤバすぎて赤ちゃん返りした【夏油傑】

君がいなければ意味がない ページ39

傑｢で、どういうことか説明してくれるかな？｣

『……ぁぃ』









今絶賛正座をさせられている私の目の前にはもはや表情すら笑っていないガチギレ夏油様がいらっしゃいます。

まぁ予想通りのお説教です、はい、美人は怒ると怖いって結構マジだよね〜





あの後気絶した私は灰原に背負われ呪術高専まで戻り、大急ぎで硝子の元まで送り届けられたらしい





その時はその場にいた一同顔面蒼白で大騒ぎだったとか、結構本当に死にかけ状態だったとか色々聞かされ

硝子の反転術式で完治した今、担任と同級生二人にこっぴどく叱られた上

今こうして傑との面談(説教タイム)を設けられている










『えっっとその…なんか急にとんでもない胸騒ぎがして…それで2人と任務に向かってみたら〜…
案の定依頼と大違いのレベルの呪霊がいまして…1年の2人を死なせるわけもいかず…

それで意地張って無理やり祓ったら〜私が死にかけちゃったー！みたいな？！あははっ笑えるよね〜！』

傑｢笑えないけど。｣






『……すみませんでした…』

傑｢はぁぁぁぁ……いきなりいなくなって帰ってきたと思ったら灰原に運ばれてきた君を見た時の私の気持ち、
分かる？身体中傷と血だらけのぐったりしている君を見て、本当に焦ったんだよ…いや、焦ったなんてものじゃない…

仮に私がそんな状態で帰ってきたらAはどう思う？冷静でいられるかい？
もしそこに軽傷の悟や別の誰かがいたら？恨まないでいられる？｣

『……無理だと思います…』





傑｢……A、君は私の世界の全てなんだ…君がいなければ生きている意味もないし
何を楽しみ何に怒り何を悲しめばいいのか分からなくなるくらい…！！

例え他の誰かが生きていても君がいなきゃなんの意味もないんだよ…！！｣










いやおっっも！！！と思いつつもここまで不安にさせたとなると流石に罪悪感を感じる

私だって傑が今回の私のような状態で帰ってきたら正気でいられるか分からないし…



本当に心配と焦りでいっぱいいっぱいだったのだろう、今にも泣きそうな傑を私は抱きしめる










『今回のことは本当にごめんなさい…心配かけてごめんなさい…もう絶対にしないから、泣かないで…？』

傑｢…あぁ…頼むからもうこんな真似は二度としないでくれ…次また同じことしたら、今度こそ呪うから…｣

『うん…ごめんね…』







加減しながらも力強く抱きしめてくれる傑の温もりに、私も落ち着いて眠ってしまった。

♡九十九お姉さんとお寿司デート♡→←胸騒ぎの正体は

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