胸騒ぎの正体は ページ38
目的地まで到着し、周囲を軽く見回す
依頼内容の呪霊より呪力量が少し多い…?気のせいか…?
私が警戒し始めたのに気付いたのか他の二人も臨戦態勢に入った
すると、灰原のいる方から強い呪力と存在感を感じた
『灰原伏せて!!!!!』
灰「っ!!!」
『っぐぅ…!!』
間一髪私が庇ったから良かったものの、これが灰原に直撃してたとしたら確実死んでた…!!
まずったなぁ…出来るだけ傷は負いたくなかったのに…こりゃまた説教だね…
そう思いながら、背中に負った痛みと血の流れる感覚を感じる
依頼された呪霊と遥かにレベルが違う…
上層部の仕業か、本当に偶然にも間違えてしまったのか…
『ハハッ…胸騒ぎの正体はこれかぁ……』
灰「A先輩!!大丈夫ですか!?すみません…俺のせいで…!!」
『へーきへーきぃ…この程度かすり傷だよ、それに私のことより目の前に集中した方がいいよ
次は内蔵をえぐりに来る…!これは1級案件だ…』
七「1級…!?まさか…」
『二人は極力"アレ"と距離を取ってて、私が動くから、下手したら……死ぬよ』
灰「はいっ…!!」
七「分かりました」
準1級の私でも祓えるかどうかギリギリだなぁ…でもやるしかない…
若い芽を摘ませるわけにはいかないからね、死ぬなんてことはないと思うけど…死にかけはするかなぁ
でも、これでもし祓えたら私1級呪術師昇格…?
『よっしゃやる気湧いてきたぁぁ!!!』
現在時刻、午後5時30分━━━━━━━━
もう起き上がる気力すらない…全身痛い…重い…
でも…やり切った…!!!!
『っハァ…!ハァ…!ハァ…あ゛ー終わったぁ…!!2人とも〜生きてる〜…?』
七「それは貴方でしょう…!1番重症じゃないですか…!」
灰「俺担ぎます…!!でも本当に、先輩が居なかったら俺も七海も生きていたかどうか…
本当にありがとうございました!!」
『いいってもんよ〜!若き才能を早くに亡くすわけにはいかないからね、それにこれで私も
1級呪術師昇格かなぁ…念願の1級……よかっ…た………』
灰「先輩…?A先輩!!!どうしよう七海…!!先輩が…!!!」
七「急いで連れて帰りましょう…!」
嫌なことが起きなくてよかった…ななみんも灰原も…生きてる…
誰かの背中の温もりを最後に、私の意識はそこで途絶えた。
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ゆめの(プロフ) - mbftmmさん» うわあぁぁありがとうございます!!そう言ってもらえるのすごくモチベになるので嬉しいです!! (9月26日 19時) (レス) id: bc2917c11b (このIDを非表示/違反報告)
mbftmm(プロフ) - 主様は天才ですか!!おもしろすぎます!激甘すぐるんと彼女の設定が最高です!更新楽しみにしてます!! (9月26日 2時) (レス) @page33 id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - さくらんぼさん» ありがとうございます〜!!激甘げともアリですよね!!もう彼はママみが凄すぎてもはやバブ化するのが自然の原理なんですよね… (8月10日 18時) (レス) id: 230b5877ec (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ - 初コメ失礼します。激甘夏油さんありです!!!もし私がこんな立場だったら夢主ちゃんと一緒でバブ化しちゃいます‼笑 更新されるまで待ってます‼頑張ってください‼ (8月10日 17時) (レス) @page18 id: e1f86e7b2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - 無印さん» 笑顔で行けたのならよかったです!!(?)激重愛のげとーいいですよね…ありがとうございます!! (8月7日 22時) (レス) id: bc2917c11b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめの | 作成日時:2023年8月5日 21時