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明らかにやりすぎてしまった ページ31

夏油side









そして私は不安そうな可愛い顔をして私の手を掴んできたAに、心を鬼にして冷たい視線を向ける







傑「……何?」






そう言葉を放った瞬間、Aの表情がまた少し変わった

それと同時に、私はなんて馬鹿なことをしてしまったんだろうと遅い後悔をした






違う、そんな顔をさせたかったわけじゃない…そこまでのつもりじゃなかった


ただ少し分かってもらいたかっただけ…今この場で抱きついてきたり泣きついてきたら
そのままバラしても良かったぐらいだった





だけど今の私の行動は、彼女にとってとても重く軽率であったとすぐに分かった

隣で密かに笑った女への怒りなんてもうどうでも良くて今すぐAに謝罪をしないとと口を開きかけた瞬間
彼女は先に宿に戻ると言った



疲れたから宿に行くなんて嘘に決まってる

適当に言い訳をつけて京都校の2人をその場に残してAの後を追う












────なんとか宿につき、私とAは広い一つの部屋を2人で借りたので合鍵を持っている





部屋の前まで行ってドアノブに鍵を差し込む、かすかに聞こえた泣き声がさらに私の心を痛めつける

すぐに扉を開くと、大きなベッドの上で涙を零しながらも目を見開いてこちらを見るAと目が合った







傑「A…!」

『すぐ…なんで…あっ!……京都校の人達との観光は…?』







Aは目を擦って涙を拭い顔を背ける、そんなにしたら目が腫れてしまう…いつもならそう言って傍に行ける
だけど今日は…






傑「…断ってきたよ、Aに話さなくちゃいけないことがあるから」

『っ…!!』






足を進めAのいるベッドの上へと乗る

向かい合うようにして座るとまた不安そうに俯くA






傑「Aにちゃんと話さないといけないから…」

『っやだ…きかない…!』

傑「お願いだ、聞いてくれ…!ちゃんと君に謝罪をしたいんだ…」




私がそう言うと、Aの止まりかけていた大粒の涙がまたこぼれ落ちてきた

私の彼女は心を乱す天才→←巧妙な策略



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ゆめの(プロフ) - mbftmmさん» うわあぁぁありがとうございます!!そう言ってもらえるのすごくモチベになるので嬉しいです!! (9月26日 19時) (レス) id: bc2917c11b (このIDを非表示/違反報告)
mbftmm(プロフ) - 主様は天才ですか!!おもしろすぎます!激甘すぐるんと彼女の設定が最高です!更新楽しみにしてます!! (9月26日 2時) (レス) @page33 id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - さくらんぼさん» ありがとうございます〜!!激甘げともアリですよね!!もう彼はママみが凄すぎてもはやバブ化するのが自然の原理なんですよね… (8月10日 18時) (レス) id: 230b5877ec (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ - 初コメ失礼します。激甘夏油さんありです!!!もし私がこんな立場だったら夢主ちゃんと一緒でバブ化しちゃいます‼笑 更新されるまで待ってます‼頑張ってください‼ (8月10日 17時) (レス) @page18 id: e1f86e7b2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - 無印さん» 笑顔で行けたのならよかったです!!(?)激重愛のげとーいいですよね…ありがとうございます!! (8月7日 22時) (レス) id: bc2917c11b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめの | 作成日時:2023年8月5日 21時

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