28:怒ってる、おうじ ページ30
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｢Aちゃんはさぁ、なんで裏方やるの？｣
｢え？ ……それは、足りないって聞いて、｣
｢そんな噂、流れてないでしょ。｣
光くんは、さっきと打って変わって
今度は一番最初に感じた、探るような目付きでいった。
態度変わりすぎだろ、オイ
｢本当は、誰か特定の人から聞いたんじゃないの？｣
｢……。｣
｢たとえば、この中の王子とか。｣
当たってます、当たってますけども。
私は口を閉ざした。
ますます怪しい、って思われるかもしれないけど、私は嘘が下手なのだ。
ドがつくほどの下手。
だから口を開けたら何かバレてしまう気がする。
｢………｣
｢ふーん、何も言わないんだ。｣
つまんないの、と言って
光くんは私の後ろへと視線を動かした。
｢ホーノーカーっ！｣
｢うわっ、luzくんっ｣
｢ひまなの？ 俺と遊ぶ？｣
ツッコミを入れたい。
さっきの態度と違いすぎやしないかい？
私にとったテキトーで冷たい態度と違い、
ホノカさんにはでれでれって感じ。
まぁ別にこの人ならホノカさんにベタベタしていても、態度違うな、くらい。
まふくん、引く準備出来たかな。
なんて まふくんの方を見てみる。
｢………っ、｣
普通に、やばかった。
息ができなくなるかと思った。
それは、まふくんが不機嫌そうにこちらを見ていたからだ。
今まで私は多分
こんなにまふくんを怒らせたことなんて無かっただろう。
やってしまった、と思ってからじゃ遅い。
まふくんは独占欲の塊だったことを忘れてしまっていた。
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山下(プロフ) - ゆんたさんの作品が大好きで一文字でも多くゆんたさんの書く文章が読みたいです。もし宜しいのであれば続編を読みたいです。 (3月31日 3時) (
レス) id: 12bd432e17 (このIDを非表示/違反報告)
めぞぴあの(プロフ) - 続編、読みたいです… (8月30日 19時) (レス) id: 269b094ab0 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 続編読みたいです！！！！！！！！！！！！！！！！！ (2023年3月25日 9時) (レス) id: 0407d7412e (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - コメント失礼致します。この作品、好みドンピシャです…！ここまで刺さる作品今まで読んだことがなかったので読んでいてとても楽しかったです！ (2022年12月31日 17時) (レス) id: cb0bd95209 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃん(プロフ) - コメント失礼します。最高の作品でした。今はパスワードがあって見られませんが、いつか全体公開にしてくださる日を待ってます！！！いつか続編見たいです！ (2022年10月31日 23時) (レス) id: 3a7614e975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんた
| 作成日時：2018年6月19日 19時
