(☆)まふまふ ページ6
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｢もしかして、そらるさんは片想い中ですか!?｣
僕がそう言うと、そらるさんは目を見開いたあと 呆れたようにため息を吐いた。
｢お前の想像力には驚かされるよ。…まぁ、片思いはしているけどね。｣
そらるさんは乾いた笑いを浮かべた。
僕の中では、もっともっと想像力が働く。
一体、どんな人なんだろう。
あのそらるさんが思ってくれているというのに、気付かないし振り向かない。
そんな相手は。
｢まぁ、そらるさんの言いたいことはわかりますよ。好きな人に好かれないと意味ないですもんね。｣
｢……はは、そうだな。｣
そらるさんは、そう言って上を向いた。
綺麗に晴れた空とそらるさんのツーショットは
誰がどう見ても……綺麗だ。
｢でもそらるさん、いくら綺麗な人が寄ってきても気にしないし、寧ろ避けてるから……｣
｢うん｣
｢てっきり、もう既に彼女がいる、とか最低の場合そらるさんは男が好き…… とかなのかなって思ってましたよ。｣
｢お前ほんと馬鹿だよな。その想像力をもっと他のところで使えよ。｣
｢あっ、もしかして片思いの人って理奈だったりする!?｣
｢理奈？ ありえないな。｣
お前の幼馴染は、お前と一緒で変わってるからな。
そらるさんは、そう言って笑った。
理奈は僕の幼馴染み。だから残念だ。
理奈がもし、そらるさんと結婚したら
僕とそらるさんの関係は今よりずっと濃いものになれたと言うのに。
｢お前今やばい事考えてただろ？ 顔が変だった。｣
｢え、べっつにー！ そらるさん大好きですよ｣
｢黙れ｣
僕がそう言うと、そらるさんは立ち上がる。
どこ行くんですか？ と聞けば、
｢昼飯｣と、4文字の言葉を並べた。
｢まだ食べてなかったんですか!?｣
｢レポートやってたからね。｣
｢じゃあ僕の夜ご飯も兼ねて一緒に……。｣
｢いや、遠慮しとく。 家で食べたいから。｣
｢じゃあ家に…｣
｢散らかってるし、無理。｣
そらるさんは淡々と僕のお誘いを断って歩いていった。
後ろ姿もカッコイイ。僕もあんな男に生まれたかった。
でも……
そらるさんが、大学の中で話す女の人は、理奈しか見たことない。
だから理奈かと思いきや、それも違う。
ということは、この大学内にそらるさんの好きな人は居ないのかもしれない。
この時の僕は、我ながら名推理だと思ったのだけれど
重大な候補を…知らなかった。
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まふくん天使 - Twitterの名前教えて頂けませんでしょうか (2020年2月18日 23時) (
レス) id: 9e28ad89d2 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - よく聞いて、男はみんな狼ですの後編を見させていただきたいのでパスワードを教えてください、！ (2018年12月21日 18時) (レス) id: da69d00b85 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎-ﾕｷﾄ-(プロフ) - タイトルに惹かれてきたのですが、すごく面白いです！更新頑張ってください、応援してます！！ (2018年11月26日 22時) (レス) id: 0b875c6eec (このIDを非表示/違反報告)
音恋＆五月雨(プロフ) - 面白いです！！更新頑張ってください(o^^o) (2018年11月26日 21時) (レス) id: 91db66459d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんた
| 作成日時：2018年11月11日 23時
