甘い ページ2
`
『あ〜甘い、、、』
仕事終わりの一杯は最高。
1年前に働いていたカフェに毎日のように通っている。
「Aちゃん。仕事終わりに通ってくれるのは嬉しいんだけど〜
男とデートとか?、、、男と映画とか、、、
キャッキャッうふふっしに行かないの?
婚期逃しちゃうよ〜
せっかく可愛くてモテる顔してるのにもったいな〜い」
『別に私が何処でなにしても関係ないじゃないですか
男性とキャッキャッうふふっ するよりずっと働いてた第二の我が家でラテ飲んでるほうが幸せなんです〜』
「きゃ〜嬉しいこと言ってくれる〜///
Aちゃんがいなくなっちゃってすっごく寂しいし、
1年経っても未だに常連のお客さんからAちゃん今日いる?って聞いてくるのに答えるのもう面倒くさいんだから〜
私と結婚して2人でやってかない?」
『何言ってるんですか
店長、女性に興味ないくせに〜』
「さっすが〜分かってる〜」
甘いラテを飲みながら今でもお世話になっている店長といつもの様に談笑していた。
顔はカッコいいのにオネエが入ってるからな〜
モテるのにもったいない
カフェにいたお客さんも徐々に帰っていき、最後のお客さんが会計を済ませ窓の外にいる恋人の元へ小走りで向かう後ろ姿を目で追ってしまっていた。
恋人がいらないとは思っていない。
いるに越したことはないけれど好きになればなるほど怖くなる。
淡い思い出。
あ〜ヤメヤメ。。。
ネガティブになってくる〜
これでも幸せなのだ!仕事にもやっと慣れてきて、上下関係も良好。
休日は友達と温泉に行ったり、子供の頃からお世話になってる硝子おねえとも呑みに行ったりしている。
ドキドキの恋をしている人からすれば平凡で楽しい?と思うかもしれないけど
私はこの生活が幸せ。
「あっ そういえば
めちゃくちゃかっこよくて、色っぽい人いたじゃない?
男性ホルモン垂れ流してる感じの人〜」
『、、、ん〜?、、』
「2年ぐらい前かな〜ずっと通ってくれてたお客さん!」
『全然思い出せないけど、、、
その人がどうしたんですか?』
「その人のことが忘れられなくて〜
もう超タイプだったのよ〜凄い紳士で
覚えてないの?」
『、、、ん〜、、、
顔みれば分かるかもですけどね、、、』
「え〜と。名前は、、、、
夏油傑
だったかな、、、」
734人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
風美(プロフ) - あぁぁあ、早く見たい… (2022年6月9日 20時) (レス) @page38 id: 68efac024c (このIDを非表示/違反報告)
風美(プロフ) - ( ̄ii ̄) (2022年4月21日 19時) (レス) @page37 id: 68efac024c (このIDを非表示/違反報告)
ゆにゆに(プロフ) - 風美さん» お待たせ致しました!! (2022年4月21日 1時) (レス) @page37 id: 0ac546d267 (このIDを非表示/違反報告)
風美(プロフ) - 次はどうなるのかな〜!楽しみ! (2022年4月1日 23時) (レス) id: 68efac024c (このIDを非表示/違反報告)
風美(プロフ) - 鼻血が… (2022年3月10日 16時) (レス) @page35 id: 68efac024c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆにゆに | 作成日時:2021年11月20日 15時