第４話 幻覚 ページ6
それから２年。私達は１０歳になり
私の方が高かった身長も、今ではフランの方が大きくなっていた
そんなある日の事
いつものように滝の上流でフランと遊んでいると
男「おい、こんな所にガキがいるぞ」
知らない男の人が３人来た
フ「・・誰ですかーあのおじさん達」
ユ「・・フラン、こっち」
フランの手を引っ張って、私の後ろに隠す
男２「丁度いいじゃねえか、連れてっちまおうぜ。結構な値で売れるだろうよ(ニヤ」
男３「さ、おいで〜。叔父さん達と一緒に良い所へ行こうね〜」
そう言って嫌な笑みを浮かべながらこっちに近づいてくる
フ「誰が行くかっての。地獄と言う名の楽園へ逝ってきてくださいー」
男「あ？さっさと黙ってついてこいこのクソガキ共が！！」ガッ
ユ「きゃっ！」
私は男の一人に腕を掴まれ、その男の後ろにいた男達の方へ放られる
ドサッ
男２「へっへっへ・・・」
フ「！！・・・」
転んだ私を捕まえようとした男の手が止まる
ユ「・・フ・・ラン・・？」
俯いて殺気を放っているフラン
男「な、なんだこのガキ・・・」
男３「と、とっとと捕まえちまえよ！！」
その瞬間
男２「な、なんだ・・・？うわ・・うわあああああ！！！」
男「や、やめてくれええええ！！！」
男３「ひ・・っ」
男３人が悲鳴を上げ、恐怖に顔を歪め膝をつく
ユ「まさか・・・」
幻覚を見せているの・・？
男３「ぎゃああああああ！！！」
男「来るな・・来るなああああっ！！」
男２「あ・・が・・っ」
もはや精神を保っていない
けどフランはやめる様子はなく
フ「・・・」
その表情は怒りで満ちている
私は急いで立ち上がり、フランの元へ走る
バシャッ
ギュッ
川の中に足を踏み入れ、フランを抱きしめる
ユ「フラン・・もういいの、いいんだよ・・＾＾」
フ「・・・ユ・・ニ・・・？」
ハッと我に返るフラン
ユ「もう大丈夫よ＾＾」
フ「あ・・」
フランは、気を失い倒れている男達に目を向ける
フ「・・ユニ、帰りましょー」
ユ「・・うん・・フラン、ありがとう＾＾」
フ「え・・？」
ユ「守ってくれて・・ありがとう(ニコ」
フ「！・・・ミー・・もっと強くなりますー。強くなって、ユニを守りますー・・！」
ギュッと、私の腰に手を回して抱きしめる
ユ「ありがとう」
それから少しして、私達は手を繋いで家に帰った
「・・・」
その一部始終を見ている人がいたとは知らずに
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うさえもん(プロフ) - ヤバイ・・・ユニ可愛い！！！なんなの？あの可愛さ。・・・天使だわー(*´д｀*) (2015年2月8日 21時) (
レス) id: 3c72aba461 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ王子♪(プロフ) - 皆様応援ありがとうございます！！ そして申し訳ありませんでした！！ＰＣが壊れてしまい買い替えるまで小説の更新ができなかったという不運に・・・っ 今日からまた更新再開させて頂きます！ (2015年2月8日 21時) (レス) id: 62e15fbc17 (このIDを非表示/違反報告)
夢乃 - 更新頑張ってください！待ってます。 (2015年2月6日 14時) (携帯から) (レス) id: ffbee05cb0 (このIDを非表示/違反報告)
KYOKO(プロフ) - いつも、楽しみにしてます。更新がんばってください (2015年2月2日 21時) (レス) id: b01b3154b3 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ユニがいい子過ぎる････（号泣） (2015年1月31日 23時) (レス) id: f1bc01ed23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タピオカ王子♪
| 作成日時：2015年1月10日 20時
