キミは下僕。

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テヒョン、そういうのは女が勘違いするからやめろ」




「勘違い？」




「男慣れしてないこいつみたいな女にすると、変な好意持たれる」





と、ジョングクはテヒョン君にそう言った。




うるせえなジョングク




確かにテヒョン君にキュンとして好きになりそうになるけど、間違っても私がテヒョン君を好きになるなんて、そんな恐れ多いことできるわけないんだから






「なに言ってんのグク。Aに好意持ってもらうためにやってるんだから、作戦通りだよ」





と、テヒョン君が爆弾ぶっ込んできたので私とジョングクは固まる。





なに、テヒョン君は自分のこと好きになってほしいの？そんなことしなくても、私はテヒョン君のこと好きですとも、もはや神として崇高したいくらい好きですとも






「こいつは、やめとけよ」





なぜか、テヒョン君を睨むジョングク。





それくらい、私にテヒョン君のことを好きになられるのが嫌なのね。こんなブスが、テヒョン君のことを好きになるなんて無謀にもほどがあるとか言いたいんでしょ、そんなの言われなくてもわかってるわ






「なんで？俺の勝手じゃん？」






余裕というような表情でジョングクに笑いかけるテヒョン君。
さらに、テヒョン君を睨むジョングク。





え、だから、なんでそんな睨むのジョングク






「私、何かされなくてもテヒョン君のこと好きだから大丈夫だよ」







なんか言わなきゃと思って言ってみたけど、なんかすっごい女子の殺気が突き刺さるんだけど。


今のは好意の好きであって、恋愛の好きではないから勘違いしないでね






「え、もしかして今の告白？」





テヒョン君が言う。
だから勘違いするなって




テヒョン君にそれ言うと、すっごい上からみたいになるけど






「じゃあさ、俺と付き合う？」





え、頭も体もフリーズする






私今、告白されてる？テヒョン君に
私がテヒョン君と付き合う？え






「テヒョン、怒るよ」






そう言ったのは、ジョングクだった。





なんであんたがテヒョン君に怒るんだよ
怒るなら私に怒りなよ、怒られる理由ないけど







「冗談言って、こいつが泣いたら顔がさらにブサイクになる」




なんに対してあんた怒ってんの。
私のブサイクな顔見たくないからって、テヒョン君に怒んないでよ





て、今の冗談ていった？私、今からかわれてたの？え、泣きそ







「何言ってんの。本気だよ」


テヒョン君はそう言って笑った。

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