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「今日は、ジミンのことありがとう」
「なんのこと?」
私はお礼を言うけど、相変わらずジョングクはクールだ。
「ジミンから私を庇ってくれたって、テヒョン君に聞いたの、だから、謝りたくて。ごめんなさい」
「テヒョン、あいつ…」
ジョングクは、ため息をついた。
「仮にも俺の下僕をバカにされたから、ムカついただけだ」
「うん」
心なしか、あのジョングクが優しく笑った気がした。
_________________________
ジョングクがシャワーを浴びに行って、私は食器を洗っていると…
「おい、下僕ー!タオル忘れたー」
持ってこいてこと?
「分かった。今行くー」
私は引き出しからタオルを取り出して、シャワー室の前にある、棚に置く。
そこには、ミサンガみたいな青色のブレスレットが置いてあった。
そういえばこれ、ジョングクがいつも腕につけてる気がする……
ふと気になって、手に取ってみると
バン____________と開いたシャワー室の扉
持ってきたタオルを奪われて、私のブレスレットを持っている腕を強引に掴まれる
近い…ジョングク
タオルで、ジョングクの体はあまり見えてないものの、タオルの一枚先はジョングクは裸で、心拍数が上がる
ポタポタとジョングクの髪から水滴が落ちて、私の制服のシャツに沈んで行く
掴まれた腕がキリキリと痛む。
「なにしてる」
「別に、何も…」
なぜか、私を睨んで怒っているジョングク。
「勝手に人のものを触るな」
ジョングクは私の腕からその青いブレスレットを奪い取って、勢いよくシャワー室の扉を閉めた。
怖かった…
掴まれた腕の袖口がぐっしょりと濡れてる。
あんなに怒ってるジョングク初めて見た、あんなに怒こんなくたっていいのに…
あのブレスレット、相当大切なものだったんだと思った
せっかく、さっきジョングクとの距離が縮まった気がしたのに、また離れた気がした。
ジョングクがシャワーから上がってきた。
けど、私はさっき掴まれた腕が痛んで、俯いたままジョングクを通りすぎようとすると
「大切な人からもらったものだった。だから、触られたくなかった」
さっきとは違う優しい声だと思った、それでも少し怖かった
「ごめん、ほんとに」
それだけ言ってシャワー室に向かった。
大切な人…?彼女かな…
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わかな(プロフ) - 今までで1番好きな性格の主人公!w (2018年7月24日 20時) (レス) id: 7d05171848 (このIDを非表示/違反報告)
yoha - きむ:)さん» ありがとうございます^ ^2も見てくださると嬉しいです! (2017年6月2日 1時) (レス) id: 2dc1d1b366 (このIDを非表示/違反報告)
きむ:)(プロフ) - いえ少しシリアステヒョンも素敵です(土下座)← ありがとうございます!!!笑 (2017年5月22日 6時) (レス) id: 34aeed0ab4 (このIDを非表示/違反報告)
yoha - ぱどぅさん» ありがとうございます!!頑張れます(>人<;) (2017年5月21日 5時) (レス) id: d243c9f893 (このIDを非表示/違反報告)
ぱどぅ(プロフ) - いきなりすみません!私、占ツク読み始めて5年くらい経ちますが、こんな面白くて、素敵な作品初めてです!ほんっとうに更新されるたびに奇声あげて喜んでます!!本当に素敵な作品ですね!頑張ってください(о´∀`о) (2017年5月20日 21時) (レス) id: 3be69bf169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yoha | 作成日時:2017年5月6日 0時