下僕の生活 ページ28
「落ちるつもりで受験して、私立の学校に行こうと思ってた……そしたら隣に座った女の子が、大丈夫?って、このカットバンをくれて」
私と、同じカットバン持ってるなんて珍しい、あんまり人気がないと思ってた
「気づいたら、必死に答案を解いてた。彼女と同じ高校に行きたいと思った」
その子に恋したのね、なんかキュンキュンする転回だわ
「入学式の日、彼女を見つけた。彼女は、それから毎日1人で昼食を食べた。俺は、仲良くなりたいけどなんて声をかければいいのか、分からなかった。
だから、心ない言葉ばかり言って彼女を傷つけてた…」
なるほどね、ジミンならいいそうだわ、心ない言葉
「そっか。今からでも、遅くないんじゃない。謝って、仲良くなりたいって素直に言ったら分かってくれるよ、その子」
まさか、ジミンに好きな人がいたなんて知らなかったな。私の好きなカットバンを持ってるなんて、アンパン好きなのかな、私も友達になれそう
「そうか」
「うん、じゃあ、私行くね」
やばいよ、バイト遅れそう。今から全力疾走したら間に合うかな
立ち上がろうとすると、後ろから腕を掴まれる、ジミン、今度はなんだ、私はあんたみたいに暇人じゃな……「悪かった」
「え」
今ジミンが謝った??
「今までのこと全部謝る。本当は、お前と仲良くなりたかった」
ジミン…その好きな女の子だけじゃなくて、私とも仲良くなりたかったの?
最初から、素直に言えばよかったのに
「私もだよ。ずっと、ジミンが友達だったら、お昼の時は寂しくないのにって思ってた」
私は、ジミンに笑うと、ジミンも笑った。
____________________________________
「ホソク先輩、お疲れ様です」
「お疲れ様。あ、俺ももう終わったから送るよ」
「え、いいですよ、そんな」
「ダメダメ。バイトの身の安全はバイト先が確保しなきゃ。ほら、春先は変質者多いっていうし」
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
ジョングクと一緒に住んでるのを知られるのはまずいけど、下まで送ってくれるだけならいっか。
「Aちゃんは、もし変質者が現れたらどうするー?」
なんて話しながら帰る
2074人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わかな(プロフ) - 今までで1番好きな性格の主人公!w (2018年7月24日 20時) (レス) id: 7d05171848 (このIDを非表示/違反報告)
yoha - きむ:)さん» ありがとうございます^ ^2も見てくださると嬉しいです! (2017年6月2日 1時) (レス) id: 2dc1d1b366 (このIDを非表示/違反報告)
きむ:)(プロフ) - いえ少しシリアステヒョンも素敵です(土下座)← ありがとうございます!!!笑 (2017年5月22日 6時) (レス) id: 34aeed0ab4 (このIDを非表示/違反報告)
yoha - ぱどぅさん» ありがとうございます!!頑張れます(>人<;) (2017年5月21日 5時) (レス) id: d243c9f893 (このIDを非表示/違反報告)
ぱどぅ(プロフ) - いきなりすみません!私、占ツク読み始めて5年くらい経ちますが、こんな面白くて、素敵な作品初めてです!ほんっとうに更新されるたびに奇声あげて喜んでます!!本当に素敵な作品ですね!頑張ってください(о´∀`о) (2017年5月20日 21時) (レス) id: 3be69bf169 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yoha | 作成日時:2017年5月6日 0時