キミは下僕。

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1時間目の国語の授業を終えると私は黒板を消すため前に行った。




「お前、一万でジョングクと代わったんだ」




一緒にジミンと黒板を消す。




「お金なんてもらってない」



「へえ、じゃあなんで？」





それは、私が奴の下僕だからだよ、なんて言えるはずもなく





「…お前ジョングクのこと好きなのか」



「は」





ジミンが突拍子もないこと、言うからびっくりした。
やっぱジミン頭悪いのかな、なんでそういう発想になるかな





すると「代われ」とジミンから、黒板消しを取り上げようとするジョングク。





なんでお前がきた





「なんでだよ」




ジミンは、ジョングクから黒板消しを渡さない。





「俺がお前と日直代わってやるって言ってんだよ、タダでな」




「いきなり意味わかんねえよ」






いや、2人とも意味分かんないよ。なぜか、2人が黒板消しの奪い合いを始めた。




ジミンも代わればいいのに




私は首を傾げて、結局全部私がやってしまった。







「もう私が全部消したから2人とも席に戻りなよ」




「「は、なんで1人でやったんだよッ」」






息ぴったりな2人が、私の方を振り返る。
あんたらが、どっちが黒板消すかでもめてるからだよ






次は数学の時間だ。






「あ、しまったチョークがきれたな」




先生がそう言ったので、私は手を挙げた。




「先生、私日直なので、チョーク取りに行ってきます」




すると、





「先生、俺も日直なのでチョーク取ってきます」





なぜかジョングクが手を挙げていた、いや1人でいいだろ





「先生！俺も日直なので、俺も行きます」





いやいや、なんでジミンも名乗り出てんの、あんたこういうめんどくさいこと一番嫌いだろ





そして、なぜか三人で行くことになってるし。
絶対、こんなに人いらない






「俺が持つ」




「いや俺が持つ、お前は先に帰れ」






そして、なんでジミンとジョングクはどっちがチョーク持つかでもめてんの、正直どっちでもいいよ！





何この2人、こんなに仲良かったっけ、絡んでるの初めて見た。





テヒョン君がいない時以外、ジョングクはいつも1人で浮いてたから、私もだけど






「このクラスは仲良いんだなー」って、先生は笑ってたけど






私とジミンとジョングクって、どこも仲良い要素ない

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