148.安室side ページ50
『…で、なんでお前らがここに。』
「すみません。自分、感動しまして。あんなに楽しそうに皆さんと笑って過ごしている降谷さんが見られて。」
どういうわけか風見は涙ぐんでいる。
「「降谷さん!おめでとうございます!」」
続いて部下達も声を震わせながらお祝いの言葉をかけられたものの、中には号泣している奴もいて俺は驚愕する。
『なぜ泣いてるんだ…お前ら。で、ここにいるのはなぜだ。』
「降谷さんが今日は結婚パーティーだと仰っていたじゃないですか。考えていたら居ても立っても居られなくなりまして。ここにいるみんな、同意見です。」
『は…?』
全員俺の方を見ながらうんうん、と頷いている。
よく分からないが、あまりここに長居するわけにもいかない。
「僕らは公の場で降谷さんを、いや安室さんと絡むことがないので、余計に感動してしまったのかもしれません。とにかく、おめでとうございます。ごゆっくりお過ごしください。」
『風見、気持ちはありがたく受け取る。だが、今日の分の仕事はちゃんと終わっているんだろうな。』
「もちろんです、降谷さん!」
『ならいい。じゃあ俺はそろそろ戻る。お前らも早く戻れ。』
「「はい、降谷さん!」」
未だに泣いている奴もいたが、放って俺はポアロに再び戻ろうと歩き出した。
全く、なんて奴らだ。
俺を見に来たなんて…
ふ…
本当なら風見やあいつらだけじゃない。
見せたかった奴が他にもいるんだよな、俺は。
見てるか、お前ら。
俺、今すごく幸せなんだ。
Aがいて、周りにもこんなに恵まれてる。
俺達を心から思ってくれている人達がこんなにいる。
もう1人じゃないんだ。
俺はAと一緒に、生きていくよ。
星が輝く空を見上げ、俺は心の中で誓った。
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まゆたろう(プロフ) - n.uさん» ありがとうございます(^^)誤字ありましたね、申し訳ないです。ただいま訂正しました!あと少しですが、お楽しみいただければ嬉しいです。 (2018年9月27日 17時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
n.u(プロフ) - 更新楽しみにしています。146.に誤字が見受けられます。毛利さんの台詞「○○ちゃんを流せたら」ではなく、「○○ちゃんを泣かせたら」ではないでしょうか? (2018年9月25日 7時) (レス) id: a82032a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» いえいえ(^^)そう言っていただけて良かったです!また何かあればお気軽にコメントくださいね♪ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶桜 - まゆたろうさん» おぉっ!入り方が上手いですね!自然で分かりやすいです!リクを叶えてくれてありがとうごさいます! (2018年8月29日 14時) (レス) id: eb2d3ebf3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» 書いてみましたが、いかがでしょうか?まだ途中ですが、入りはこんな感じにしてみました! (2018年8月24日 23時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆたろう | 作成日時:2018年7月29日 1時