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プロポーズから2ヶ月が経った。
私は住んでいたアパートを解約し、荷物を全て移し、零くんのアパートに住所変更の手続きを済ませた。
あれから詳しく話し合い、半年後に籍を入れるという話になった。
両家の顔合わせ、挙式など色々と考えなくてはいけないことがある。
そんな今日このごろ。
私は蘭ちゃんから女子会に誘われ、ポアロにいた。
園子ちゃんや世良ちゃんも一緒だ。
「それにしてもAさんが結婚だなんて、理想の夫婦像が想像出来るわ。」
園子ちゃんが頬杖をつき、ニヤニヤしながら呟いた。
「本当だよな。美男美女とはまさにこのことだよ。」
「結婚式挙げるんだったら是非呼んでくださいね。」
『もちろん。まだ決まってないんだけど、決まったら言うから。』
「お待たせしました。ミックスサンドとアイスコーヒーです。」
私達が夢中で話していると、零くんが料理を運んで来てくれた。
「ふふ。噂をすれば、ね。」
「おや。僕の話でもしてたんですか?」
「結婚式挙げるなら呼んでくださいねって話してたんですよ。」
「そうでしたか。それはありがとうございます。決まり次第ご報告しますね。」
笑顔でそう言うと、背を向けカウンターの方へ歩いて行った。
「てかさ、いいこと思いついちゃった。」
『いいこと?』
園子ちゃんが再びニヤリと笑い、こちらを見て言う。
「安室さんとAさんの結婚パーティー、ここでやるって言うのはどう?もちろん結婚式とは別で。まずはおめでとうパーティーってところかしらね。」
『え?』
園子ちゃんのいきなりの提案に驚く。
「うんうん、悪くないかも。」
「ポアロを貸し切ってってことか?マスターと梓さん次第なんじゃないか?」
しかし蘭ちゃん、世良ちゃんも続けて口を開く。
「ふふふ。私が説得してみせるわ。待ってなさい。」
『そ、園子ちゃん。』
そう言うと園子ちゃんはスタスタとカウンターに歩いて行き、梓さんに話しかけていた。
梓さん、急にそんなこと言われて迷惑じゃないかな。
するといつの間にか安室さんも話に入って来ており、私の方をチラチラと見ている。
さらには梓さんがマスターを呼んだようでマスターも話に加わっていた。
何だか申し訳なくなり、私もカウンターへ向かった。
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まゆたろう(プロフ) - n.uさん» ありがとうございます(^^)誤字ありましたね、申し訳ないです。ただいま訂正しました!あと少しですが、お楽しみいただければ嬉しいです。 (2018年9月27日 17時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
n.u(プロフ) - 更新楽しみにしています。146.に誤字が見受けられます。毛利さんの台詞「○○ちゃんを流せたら」ではなく、「○○ちゃんを泣かせたら」ではないでしょうか? (2018年9月25日 7時) (レス) id: a82032a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» いえいえ(^^)そう言っていただけて良かったです!また何かあればお気軽にコメントくださいね♪ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶桜 - まゆたろうさん» おぉっ!入り方が上手いですね!自然で分かりやすいです!リクを叶えてくれてありがとうごさいます! (2018年8月29日 14時) (レス) id: eb2d3ebf3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» 書いてみましたが、いかがでしょうか?まだ途中ですが、入りはこんな感じにしてみました! (2018年8月24日 23時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆたろう | 作成日時:2018年7月29日 1時