キャバ嬢ですが何か？３【名探偵コナン】

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そして翌日、久しぶりの出勤日。

何日ぶりになるのだろうか。

やっぱり緊張するな。

今日は零くんが送れないとのことなので、店長自らが迎えに来てくれた。

家の外に出て待っていると、窓から手を振ってくれた。

『Aちゃん、おはよう。』

「店長、おはようございます。」

車に乗り、一緒にお店に向かう。

「Aちゃんを迎えに来るのなんて久しぶりだね。」

『ね、本当。昔は良く迎えに来てもらってましたよね。』



お店に着いて着替えを済ませて待機席に座っていると、続々と女の子が出勤してくる。

みんな私と目が合うとあ、という顔をしてから挨拶して来た。

それはそうだ。

事件が起こってから初めての出勤日なのだから。

みんな涼くんのこと含め聞いてる…よね。

どう思ってるのかな。

でもそんなことは気にせず今日も頑張って稼ごう。



しばらくするとお客さんも増えて来て、新規の人、常連の人、次々と席についていった。

常連のお客さんからは私が休んでいたことを突っ込んで聞かれたが、体調不良だったと伝えておいた。

『ありがとうございました。』

「また来るよ。やっぱAちゃんがいないとつまんないな。次はアフター付き合ってね。」

『楽しみにしてます。』

お客さんをお見送りし、再び待機席へ座った。

こんな風にしてた時に毛利さんが来て、零くんと初めて会ったんだよね。

少し前のことだけど懐かしいなあ。





「お客様お連れしました。1名様です。」

外で客引きをしていたお客さんを連れて来たようだ。

「いらっしゃいませー。」

『いらっしゃいま…』

みんなに続き挨拶をしようとしたところ、お客さんの姿を見て言葉が出なくなってしまった。

だってそこには。

「どうも、こんばんは。」

零くんがいたのだから。

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