124.安室side ページ26
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「実は、こういう夜の時間帯とか、ポアロで1人の時間帯とか…猛烈に孤独感に襲われるんだ。」
行為を終えた後、俺の腕の中でウトウトしているAに気持ちを打ち明けた。
「夢にも出て来るし、それで眠れなくなることもあるし、ただ辛かったし苦しかった。」
『うん…そうだよね。』
相槌を打ちながら眠そうに話を聞いてくれているAが愛おしい。
「でも今はAがいてくれるから、毎日が変わりつつある。」
『うん。』
「天国のあいつらに自慢したいぐらいだよ。」
『ありがとう。もうすぐお盆だから一緒にお墓参り行かせてもらいたいな。』
「もちろん。Aを連れてったらあいつらどんな顔するだろうな。」
『みんなに認めてもらえるといいな。』
「Aなら速攻でOKだろう。」
『そっか。嬉しい。』
話をしているうちにAはスースーと寝息を立てて眠ってしまったようだ。
「A、寝てる。かわいいな。」
Aの頭を撫でて頰にキスをした。
『うーん…』
すると、寝ぼけて口をモゴモゴしながら俺の背中に手を回して来た後。
『零くん、だーい好き。』
笑顔で一言、そう呟いた。
やばい。
なんなんだこの寝言。
どんな夢見てるんだよ。
どんだけかわいいんだ。
かわいすぎるだろ。
しかもそんな何も着てない無防備な姿で。
俺は1人で葛藤していたのだ。
こいつと知り合う前の生活に戻るなんて絶対にもう無理だろう。
もしあの日店に行かなければ。
つくづく不思議な縁だったと思う。
この俺が、こんな風に思う日が来るなんて。
好きな人がそばにいる幸せを噛み締めながら、Aを抱きしめ俺も眠りについた。
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まゆたろう(プロフ) - n.uさん» ありがとうございます(^^)誤字ありましたね、申し訳ないです。ただいま訂正しました!あと少しですが、お楽しみいただければ嬉しいです。 (2018年9月27日 17時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
n.u(プロフ) - 更新楽しみにしています。146.に誤字が見受けられます。毛利さんの台詞「○○ちゃんを流せたら」ではなく、「○○ちゃんを泣かせたら」ではないでしょうか? (2018年9月25日 7時) (レス) id: a82032a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» いえいえ(^^)そう言っていただけて良かったです!また何かあればお気軽にコメントくださいね♪ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶桜 - まゆたろうさん» おぉっ!入り方が上手いですね!自然で分かりやすいです!リクを叶えてくれてありがとうごさいます! (2018年8月29日 14時) (レス) id: eb2d3ebf3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» 書いてみましたが、いかがでしょうか?まだ途中ですが、入りはこんな感じにしてみました! (2018年8月24日 23時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆたろう | 作成日時:2018年7月29日 1時