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『わあ〜綺麗。』
「Aさんの言っていた通り、まさに夏の風物詩ですね。」
私達を始め、みんな夢中で花火を見て動画や写真を撮っている。
『来れて良かった。』
「Aさんとこうして一緒に花火を見てるだけで不思議な気持ちになります。今までこんな気持ち、知りませんでした。」
『安室さん…』
いきなり何を言い出すのだろうと横を見ると、零くんは真っ直ぐな目で私を見つめていた。
「僕は恋人なんてとても作れる立場ではなかったので。でもAさんに出会えて…」
『え…』
その時大きい音で花火がドーンと鳴り、私はその大きな花火に反応して空を見上げた。
「今日は一段と綺麗です、Aさん。」
『…っありがとう…ございます。』
安室さんだからこそ言えるのだろうか。
自分で顔がカーッと赤くなっていくのが分かった。
次々に色々な種類の花火が上がっていき、ラストは特に綺麗だった。
零くんの言った通り、2人で花火見てると本当に不思議な気持ちになるな。
でもあの安室さんが…みんなもいる中あんなこと言い出すなんて意外だった。
「花火綺麗だったね、新一。」
「ああ、そうだな。」
花火が終わったので一気に人がいなくなり、私達もそろそろ帰ろうとしていた。
「ねえ、せっかく新一くんも来たことだし、この後みんなでとこか行こうよ!」
園子ちゃんがひらめいたように話を切り出した。
「でももう時間も時間だし帰らないと。」
「いいじゃない!少しぐらい大丈夫よ!」
私達は全然構わないけど、高校生であるこの4人はあまり遅くまで出歩くとよろしくない。
そういう私は高校生の時から普通に夜中まで遊んでいたのは内緒。
「いや、君達は高校生だから10時以降は出歩いたらだめですよ。」
そこにすかさず突っ込む零くん。
さすが警察だけあって、そこは注意せざるを得ないのかな。
でも確かにこのまま帰るのもつまらないよね。
『確かに園子ちゃんはドタキャンされたわけだし、このまま帰るのもつまらないよね。せっかくだから、みんなでどこかで少し時間潰そうか。』
私が提案をすると、みんなそれならと頷く。
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まゆたろう(プロフ) - n.uさん» ありがとうございます(^^)誤字ありましたね、申し訳ないです。ただいま訂正しました!あと少しですが、お楽しみいただければ嬉しいです。 (2018年9月27日 17時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
n.u(プロフ) - 更新楽しみにしています。146.に誤字が見受けられます。毛利さんの台詞「○○ちゃんを流せたら」ではなく、「○○ちゃんを泣かせたら」ではないでしょうか? (2018年9月25日 7時) (レス) id: a82032a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» いえいえ(^^)そう言っていただけて良かったです!また何かあればお気軽にコメントくださいね♪ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶桜 - まゆたろうさん» おぉっ!入り方が上手いですね!自然で分かりやすいです!リクを叶えてくれてありがとうごさいます! (2018年8月29日 14時) (レス) id: eb2d3ebf3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» 書いてみましたが、いかがでしょうか?まだ途中ですが、入りはこんな感じにしてみました! (2018年8月24日 23時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆたろう | 作成日時:2018年7月29日 1時