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112. ページ14

零くんから閉店作業をすればもう上がれると言われ、私達は外に出てポアロからあまり離れない程度にフラフラとお店を見て回っていた。

すると、誰かにポンと背中を叩かれた。

「Aさん!蘭!」

振り返ると、園子ちゃんと世良ちゃんがいた。

『わあ、少しだけ久しぶり!』

「Aさんがあまりに綺麗でビックリしましたよ。」

「大人の色気ってやつだな。僕は常に男に間違えられるから、ここぞと浴衣着て来たんだ。」

園子ちゃんは緑色、世良ちゃんは水色の浴衣。

ちなみに蘭ちゃんは紺色で、見事にみんな被っていないという素晴らしさ。

『うんうん。世良ちゃんも園子ちゃんも似合ってるよ。』

「へへ、Aさんに言われると少し自信つきます。」

「ていうか園子、京極さんと来るんじゃなかったの?」

「あー。京極さんなら急遽空手の合宿とか言って行っちゃったから世良ちゃん誘ったの。もうあんな人知らないっ。」

蘭ちゃんの問いかけに、園子ちゃんは呆れ顔をして答える。

すると蘭ちゃんは何かがプツンと切れたように顔つきが変わり。

「全く新一と言い、京極さんと言い、男はなんでみんなこうなのよ!」

わ、めっちゃキレてる。

『蘭ちゃん落ち着いて!』

手を握り締めてプルプルしている蘭ちゃんを見て、これは危険だと思い、思わず肩に手を置いてなだめる。

「そ、そうだよ蘭姉ちゃん。新一兄ちゃん、今日のお祭り来たいって言ってたよ。でも、どうしても来れないって。」

コナン君も私に続いて必死になだめる。

「コナン君は黙ってて!」

これは止められない。

一体どうしたら良いんだ。

新一君なんて私会ったことないし、連れてなんてこれないし、第一どこにいるかすらも分からないし、もうお手上げなんですけど。



「何をそんなに騒いでるんですか?」

横を見上げると、そこには。

「お待たせしました、Aさん。」

零くんがさわやかな浴衣姿で立っていた。

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まゆたろう(プロフ) - n.uさん» ありがとうございます(^^)誤字ありましたね、申し訳ないです。ただいま訂正しました!あと少しですが、お楽しみいただければ嬉しいです。 (2018年9月27日 17時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
n.u(プロフ) - 更新楽しみにしています。146.に誤字が見受けられます。毛利さんの台詞「○○ちゃんを流せたら」ではなく、「○○ちゃんを泣かせたら」ではないでしょうか? (2018年9月25日 7時) (レス) id: a82032a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» いえいえ(^^)そう言っていただけて良かったです!また何かあればお気軽にコメントくださいね♪ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶桜 - まゆたろうさん» おぉっ!入り方が上手いですね!自然で分かりやすいです!リクを叶えてくれてありがとうごさいます! (2018年8月29日 14時) (レス) id: eb2d3ebf3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» 書いてみましたが、いかがでしょうか?まだ途中ですが、入りはこんな感じにしてみました! (2018年8月24日 23時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆたろう | 作成日時:2018年7月29日 1時

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