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コロンボから帰宅し、零くんのアパートでまったりと寛ぐ。



『本当にこれで平和がやって来るんだよね。』

「ああ。来てもらわないと俺が困る。」

そう言われると、後ろからぎゅっと抱きしめられた。

「店はしばらく休むんだろ?」

『うん。店長には伝えたから。またいつでも戻っておいでって言ってもらえたよ。』

「…そうか。」

零くんは何か言いたげにしていたけど、俯いてそれ以上の言葉は発さなかった。

『さすがに生活あるしニートはまずいから早く戻るとは思うけどね。』

「それなら…」



ピンポーン。

玄関のインターホンが鳴った。

『え、だれ?』

「この時間に来るとしたら…」

零くんは私から離れ、ため息を吐きながらつかつかと廊下を歩き、玄関ドアを開ける。

私は隠れながらもひょっこり見ていた。

「風見。」

「降谷さん、お疲れ様です。アポなし訪問すみません。急遽どうしても仕事の件で直接お伺いしたいことがありまして。」

「手短に済ませろ。」

「はっ…本日の件なのですが…」

「お前はなんでいつも間が悪いんだ。」

「…何か言いましたか?」

「うるさい。続けろ。」



風見と言われた眼鏡の男性は、恐らく公安の同僚?部下?

敬語だから部下なのかな。

何やらお仕事の話をしているようだ。

私が聞いたところで何も出来ることはないだろう。

そう思いながらチラチラと見ていると、風見さんとやらと目が合ってしまった。

向こうは気まずそうに会釈をして来たのでこちらも返すと、零くんがこちらを向いた。

『お前はテレビでも見てろ。』

「す、すみません。失礼しましたあ。」

怒られたのでとりあえず部屋に戻った。

「降谷さんの彼女さん…さすが綺麗ですね。」

「…まあな。」

「そこはあっさり認めてのろけるんですね。」

「さっきからお前は…」

「し、失礼しました。では自分はこれで。」

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まゆたろう(プロフ) - n.uさん» ありがとうございます(^^)誤字ありましたね、申し訳ないです。ただいま訂正しました!あと少しですが、お楽しみいただければ嬉しいです。 (2018年9月27日 17時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
n.u(プロフ) - 更新楽しみにしています。146.に誤字が見受けられます。毛利さんの台詞「○○ちゃんを流せたら」ではなく、「○○ちゃんを泣かせたら」ではないでしょうか? (2018年9月25日 7時) (レス) id: a82032a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» いえいえ(^^)そう言っていただけて良かったです!また何かあればお気軽にコメントくださいね♪ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶桜 - まゆたろうさん» おぉっ!入り方が上手いですね!自然で分かりやすいです!リクを叶えてくれてありがとうごさいます! (2018年8月29日 14時) (レス) id: eb2d3ebf3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» 書いてみましたが、いかがでしょうか?まだ途中ですが、入りはこんな感じにしてみました! (2018年8月24日 23時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆたろう | 作成日時:2018年7月29日 1時

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