キャバ嬢ですが何か？２【名探偵コナン】

82. ページ33

そんなガールズトークをしながら楽しく過ごす。

毛利さんは沖野ヨーコの番組を見ながらお酒を飲んで幸せそうだ。

『安室さん、食べてます？私代わりますから食べてください。』

「ありがとうございます。でも大丈夫ですよ。酔っ払ってるあなたには任せられませんね。」

『え、酔ってないし。とにかく一緒にやります。』

そう言って安室さんの隣に立ち、お手伝いをした。

何だかこういうのもいいな、としみじみ思う。

隣の安室さんを見上げると、ニコニコしながら肉を焼いてお皿に取る姿が可愛くて見惚れてしまった。

「手伝ってくれるんじゃなかったんですか？」

『あ、すみません！』

「僕に見惚れてるようじゃ肉は焼けませんよ？すぐに焦げてしまいますから。」

『え、どんだけ自過剰！』

「この残っている肉を焼いてしまってください。後は焼きそばも。」

『あー、はいはい。』





だんだんお肉や野菜もなくなり、みんなものんびり喋りながらくつろいでいる。

これを焼き終えればそろそろ片付けだ。

網を取ったり、トングをまとめたり、ゴミ捨てをする。

毛利さん以外はみんな手伝ってくれ、思いのほか早く終わった。



「美味しかったねー！温泉行こ！温泉！」

『え？ここ温泉があるの？』

「はい、温泉があるんですよ、すぐ近くに。女子みんなで行きませんか？」

『すごい！さすが鈴木財閥！』

「へっへっへ。その辺はお任せくださいA嬢！」

「哀ちゃんも行こ？ね？」

蘭ちゃんが哀ちゃんを誘っている。

「…ええ。仕度してくる。」

私も部屋で仕度を済ませてみんなと行くことにした。

83.→←81.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す