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女子大生たちをチラッと見ると、こっちを見ながら何か話していた。

ああいうのすごく気になる。

てかむしろ泣いてる子までいるんだが。

ポアロ来るの楽しみだったのにこんなにも居づらいとか。

でもイケメンと一緒にいるということはこういうのが付き物ってことだよね。

私ストーカー客とか迷惑客よりもこの子達に殺されるかもしれない、マジで。

「Aさん、あの子達には僕から上手く言っておきますから。気にしないでいいんですよ。」

『はあ…何とかお願いします。』

「お待たせしました。モーニングのミートボールとキャベツのミルクトマト煮です。」

何これすごく美味しそう。

「安室さんが考えてくれたんだけど、これすごくお客さんに好評なんです。Aさん食べてみてください。」

『ではいただきます。』

梓さんに是非と言われミートボールとキャベツを口に頬張る。

こ、これは…!

『すっごく美味しい!』

「そうですか。それは良かった。」

「でしょでしょ?ケーキも付くんで、食べ終わったらお声かけてくださいね。」



『今日は私も仕事なので、もし先に帰るようであれば寝ててくださいね。』

「分かりました。僕も何時になるかまだ分からないですが、なるべく早めに帰れるようにしますね。」

女子大生の目が怖いので、なるべく小さめの声で話す。




「じゃあ梓さん、ケーキいただけます?」

メインを食べ終わったので、零くんが梓さんに声を掛けた。

「はいはい、どうぞ。半熟ケーキでーす。」

『わっ何これ。すごい!』

「これも安室さん特製なんですよ。」

『わわ…しかも美味しい。そこらのケーキ屋さんよりはるかにレベルが違う。』

こんなに美味しいお菓子作りも出来ちゃうなんて…どこまで完璧なのこの人は。

「ありがとうございます。また僕が働いてる時に来ればいいじゃないですか。ご馳走しますよ。」

『そうですね、是非。』

行きたいのは山々だが、またこの女子大生たちがいたらと考えると。

お客として行ってカウンターに座って零くんと話すだけでも睨まれるのに。

とほほ。

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まゆたろう(プロフ) - ひゆめさん» ご指摘ありがとうございます!今修正しました。呼び方気を付けていたのにうっかりしてました。今後改めて気を付けますね! (2018年6月22日 22時) (レス) id: a6d7c194db (このIDを非表示/違反報告)
ひゆめ(プロフ) - 園子の前で零呼びしてますよ…。 二人きりなら零でもいいと思うけど、外では透じゃないとトリプルフェイスの意味が 。80ペ ージ辺りです! (2018年6月22日 20時) (レス) id: d9d137c800 (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 雪菜さん» コメントありがとうございます(^^)いつも見てくださってるだなんて嬉しいです!これからも更新頑張りますね! (2018年5月26日 17時) (レス) id: a6d7c194db (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - 続編おめでとうございます!いつも見てます!これからも頑張ってくださいね! (2018年5月26日 10時) (レス) id: c3a4f70d7d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆたろう | 作成日時:2018年5月26日 0時

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