07.安室side ページ7
今日は毛利さんに誘われて軽く居酒屋で飲んでいた。
長くなりそうだと思い断ったのだが一応表上は弟子だし、ここはおとなしくついていくことに。
居酒屋で夕飯がてらご飯を食べるとガンガンお酒を飲んでいく毛利さん。
30分もすると顔が赤くなり、ふらつくまでになってしまっていた。
いや、酒まわるの早すぎだろ。
しばらくすると泥酔し始めてしまい、
「よーし、Aちゃんの店でも行くかー!!!」
Aちゃんのお店?キャバクラか何かだろうか?
何とか家に帰そうと試みるも
「おめーは弟子なんだから俺についてくりゃいーんだよー!!」
参ったな…やはりこうなってしまったか…
そのAちゃんのお店とやらは、歩いてすぐのところにあった。
「あ、Aちゃーん!!きーちゃーったよーん!!」
泥酔状態でドアを勢いよく開ける。
すると、Aちゃんらしき子がこちらを向いて会釈をして来た。
小柄で可愛らしい印象の女の子だった。
毛利さんを心配しつつ俺の名前を聞いてくる。
店内は混んでおり女の子が不足しているらしく、Aさんだけが俺達のテーブルについている。
謝って来るが別に気にしていない。
女と喋りに来たわけではないのだから。
少しするとチェンジが掛かったので、別の女の子とまた一から話すのも面倒でそのままこの子を指名した。
まあ、起きた時毛利さんもそっちの方が喜ぶだろう。
話しているとどうやら俺と同い年だということがわかった。
本人も自分が子どもっぽいことを気にしているようで、話の流れで
『僕はそういう女性の方が好きですけどね。守ってあげたくなるじゃないですか。』
と言うと
「じゃあ安室さんが守ってくださいね♡」
上目遣いでそう言われた。
少しドキッとしてしまった自分がいた。
所詮こんなのキャバ嬢の営業トークだ。
分かっているのに少し余裕がなくなった。
しかもさっきよりも距離が近く、俺の太ももには手が置かれており、胸の谷間は強調され、俺の目線からだと見えそうで見えない、絶妙な位置。
思わずガン見してしまった。
何なんだこの状況。
これは…色々と…まずい。
俺もそこらの奴らと同じ、結局はただの男なのか。
これでよく公安が務まるものだ。
トイレで目を覚まして来よう。
そう思い席を立つとAさんも席を立ってついて来た。
そういえばキャバクラってお客さんのトイレも付いて来るんだったな。
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まゆたろう(プロフ) - lemonさん» ありがとうございます!そのように言っていただけて嬉しいです。続編も楽しんでいただけましたでしょうか? (2018年10月3日 0時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - Rukaさん» 彼女の嫉妬作戦!それはまたすごいですね。行動力があるというか、すごいです。色々と複雑だったようで…大変でしたね。応援してるので、頑張ってください(><) (2018年10月3日 0時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
lemon - とっても面白いですね!続編もこれから読みます!応援してまーす! (2018年9月29日 23時) (レス) id: a6b1202c8f (このIDを非表示/違反報告)
Ruka(プロフ) - 順序良く言えば、友達が彼女に嫉妬した→とゆーわけで作戦実行→うちの彼氏もノってきた→友達の彼女が嫉妬した→2人が良い雰囲気になり、イチャラブシーンを見せつけられた→即退避→平和に終わったという流れですね。うちはまだ健全ですw(紛らわしくてすいません (2018年9月29日 16時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
Ruka(プロフ) - まぁ、、、付き合ってたと言ってもそいつの彼女の嫉妬作戦っていうしょーもない作戦に付き合っていただけですし、うちの実彼も乗り気でしたしwまあ、友達のほう、復縁したらしいので、win-winでしたね〜w (2018年9月29日 16時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆたろう | 作成日時:2018年5月12日 20時