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『今日は安室さんポアロだけなのかな?』
「どうかな。ポアロの後に公安の仕事があることもあるみたいよ。」
『そっかあ。とりあえずこの後は安室さんのお家に帰るとするよ。』
「どうやって帰るの?」
『うーん…とりあえずタクシーかなあ。自分の家まで歩いて行って、そこから車で行くでもいいんだけど。安室さんのアパートに駐車場の空きスペースがあるかも分からないしね。』
「そっか。それか博士に頼んで送ってもらおうか?」
『でも博士だってお忙しいでしょ?私ごときの送りをお願いする訳にいかないよ。』
「待って、電話で聞いてみるから。」
そう言ってコナン君は阿笠博士に電話を掛けてくれた。
そんなつもり無かったのに、申し訳ない。
「博士大丈夫だって!あと10分もしないうちに来てくれると思うから待ってようよ!」
『本当にごめんね。ありがとう。』
、
コナン君と話しながら待っていると、黄色いビートルが到着した。
運転席にはもちろん博士、助手席にはこの間のミステリアスな雰囲気の女の子が乗っている。
「灰原、お前もいたのか。」
「いたらダメだったのかしら。」
『この間はお邪魔しちゃってごめんね。改めましてAです。よろしくね。』
「私は…哀。こちらこそよろしく。」
『良かった、哀ちゃんとお話できて。』
そう話すと、少し笑顔が見えたのでほっとした。
「Aさん、待たせたのう。乗ってくれ。」
『博士、わざわざありがとうございます。よろしくお願いします。』
博士の車にコナン君と乗り、安室さんのアパートへと送ってもらう。
哀ちゃんは何を考えているのか分からないが、前より心は開いてくれているようだ。
安室さんのアパートに着き、私はお礼を伝えて降りる。
『また後日お礼に伺いますので。』
頭を下げて3人にバイバイと手を振って、鍵を開けて部屋に入る。
ふう…今日は安室さん何時に帰って来るのかな。
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まゆたろう(プロフ) - lemonさん» ありがとうございます!そのように言っていただけて嬉しいです。続編も楽しんでいただけましたでしょうか? (2018年10月3日 0時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - Rukaさん» 彼女の嫉妬作戦!それはまたすごいですね。行動力があるというか、すごいです。色々と複雑だったようで…大変でしたね。応援してるので、頑張ってください(><) (2018年10月3日 0時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
lemon - とっても面白いですね!続編もこれから読みます!応援してまーす! (2018年9月29日 23時) (レス) id: a6b1202c8f (このIDを非表示/違反報告)
Ruka(プロフ) - 順序良く言えば、友達が彼女に嫉妬した→とゆーわけで作戦実行→うちの彼氏もノってきた→友達の彼女が嫉妬した→2人が良い雰囲気になり、イチャラブシーンを見せつけられた→即退避→平和に終わったという流れですね。うちはまだ健全ですw(紛らわしくてすいません (2018年9月29日 16時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
Ruka(プロフ) - まぁ、、、付き合ってたと言ってもそいつの彼女の嫉妬作戦っていうしょーもない作戦に付き合っていただけですし、うちの実彼も乗り気でしたしwまあ、友達のほう、復縁したらしいので、win-winでしたね〜w (2018年9月29日 16時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆたろう | 作成日時:2018年5月12日 20時