キャバ嬢ですが何か？【名探偵コナン】

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沖矢さんの走らせた車はお店に着き、近隣の有料パーキングに停める。



、



『おはようございまーす。今日同伴です。』

沖矢さんと一緒にお店に入ると、店長が驚いた顔でこっちを見ていた。

「Aちゃんおはよう。急に出勤してもらった上に同伴までしてくれるなんて。本当にありがとう。」

すごく感謝されてる。

店長が沖矢さんを席に案内している間に私は更衣室に行き、ドレスに着替える。

『お待たせしました。』

「さすが、お綺麗ですね。」

『いえいえ。沖矢さん、今日は飲まれますか？』

「そうだな…運転があるので今日はお茶で結構です。」

『分かりました。とりあえずお茶をお作りしておきます。代行もありますから、飲みたくなったら言ってください。』

「はい。せっかくですからAさんも飲んでください。」

『ありがとうございます。では、頂きますね。』



いつものカクテルと沖矢さんの緑茶で乾杯する。

沖矢さんも長身でイケメンだよなあ。

安室さんとはまた違った魅力がある。

『沖矢さんは普段何されてるんです？』

「僕は大学院生をしてましてね。」

『大学院生ですか！頭良いんですね。今おいくつなんですか？』

「27歳ですが。Aさんは？』

おお、歳下なのか。

『私は28歳です。大学院で一生懸命努力して勉強されている方からしたら私は落ちこぼれですな。』

「何を言っているんですか。あなたはあなたでいいんですよ。」

『そうですかね。たまに色々考えちゃいますよ。今のままでいいのかな、なんて。何か才能でもあれらいいんですが。』

「Aさんは真面目なんですね。」

まさか沖矢さんが大学院生で歳下とは。

落ち着いてるからてっきり歳上かと思った。

『あ、今更ですけどお昼はご馳走していただき、ありがとうございます。お料理がお上手でビックリしました。』

「いえ。料理は気分転換になりますからね。」

『うんうん、気分転換は大事です。ちなみに沖矢さんはどちらに住んでいるんです？』

「諸事情がありまして、阿笠博士の隣に居候をさせてもらっているんです。」

『と、隣だったんですか！それは知らなかった。』

何だかこの人はこの人で謎が多い人。

でもコナン君の言った通り、一緒にいて安心出来る人だな。

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