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「毛利先生、寝ちゃいましたね。女の子が足りないことは全然気にしないでください。あ、あなたのお名前は?」
『私はAと言います。毛利さんとはよく会われているんですか?』
「ええ、毛利先生の弟子をしているんですよ。」
『弟子!安室さんも探偵さんなんですか?』
「はい、探偵をしながら喫茶店でバイトをしているんです」
『へえー、すごーい!私、毛利さんに依頼をした事があるんです』
「Aさん」
と、そこでボーイさんからチェンジの合図。
『安室さん、ごめんなさい。あまりお話出来なかったですけど、ここで失礼します。』
「あ、Aさん指名するんで、ここにいてください」
安室さんはボーイさんに言う。
「ありがとうございます。失礼いたします。ごゆっくりどうぞ」
そう言ってボーイさんが去っていく。
『あの、すみません。気を遣わせてしまったみたいで。私なんかがずっとお隣にいて大丈夫ですか?可愛い女の子沢山いますよ?』
「僕はAさんともっとお話したいので」
笑顔で言って来る安室さん。
ええーやば。かっこよすぎる。
きっと女の子が変わるのが面倒なのかな、と自分に言い聞かせた。
たまにいるのだ。
女の子が早いペースで変わって話が一からになってしまって面倒だから、ずっと同じ女の子と話がしたい、と。
「何か飲んでくださいね。お酒飲まれますか?」
私が見惚れてぼーっとしていると気を利かせてドリンクを勧めてくれた。
『ありがとうございます。では頂きますね』
ボーイにカクテルを注文し、薄いウーロン割を作った安室さんのグラスと乾杯をする。
私としたことが、お客さんを楽しませなくてはいけないのに、こうもイケメンが相手だと調子が狂う。
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まゆたろう(プロフ) - lemonさん» ありがとうございます!そのように言っていただけて嬉しいです。続編も楽しんでいただけましたでしょうか? (2018年10月3日 0時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - Rukaさん» 彼女の嫉妬作戦!それはまたすごいですね。行動力があるというか、すごいです。色々と複雑だったようで…大変でしたね。応援してるので、頑張ってください(><) (2018年10月3日 0時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
lemon - とっても面白いですね!続編もこれから読みます!応援してまーす! (2018年9月29日 23時) (レス) id: a6b1202c8f (このIDを非表示/違反報告)
Ruka(プロフ) - 順序良く言えば、友達が彼女に嫉妬した→とゆーわけで作戦実行→うちの彼氏もノってきた→友達の彼女が嫉妬した→2人が良い雰囲気になり、イチャラブシーンを見せつけられた→即退避→平和に終わったという流れですね。うちはまだ健全ですw(紛らわしくてすいません (2018年9月29日 16時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
Ruka(プロフ) - まぁ、、、付き合ってたと言ってもそいつの彼女の嫉妬作戦っていうしょーもない作戦に付き合っていただけですし、うちの実彼も乗り気でしたしwまあ、友達のほう、復縁したらしいので、win-winでしたね〜w (2018年9月29日 16時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆたろう | 作成日時:2018年5月12日 20時